女優の板谷由夏が主演を務める読売テレビ・日本テレビ系新ドラマ『ブラックファミリア~新堂家の復讐~』(毎週木曜23:59~)がこのたびクランクアップを迎えた。最終回はあす7日に放送される。

  • 左から山中崇、渡邉理佐、板谷由夏、星乃夢奈、森崎ウィン=読売テレビ提供

■板谷由夏主演『ブラックファミリア』クランクアップ

ドラマ完全オリジナルの今作は、謎の死を遂げた女子高生の家族が、愛する娘の死の真相を追うため、様々な姿に“なりすまし”し、復讐を遂げるミステリー。最終回を前に、新堂家キャスト5人がクランクアップコメントを寄せた。

■新堂一葉役:板谷由夏コメント

この何カ月間か、復讐をするためにずっと梨里杏がそばにいる気がしていたので、最後のシーンを撮りながら、「これでちゃんと梨里杏にさようならするんだな」と思って、それが一番悲しかったです。板谷的には、苦しみ、憎しみから抜けられるので、ちょっとホッとするかもしれないな、という思いもあります(笑)。(一足早くクランクアップを迎えた航輔役の)山中くんが、「みんな(の撮影)が終わるまで、僕は一葉の夫の航輔でいるからね」と言ってくれていたという伝言を聞いて、すごくうれしかったので、私も作品が全部終わる時まで一葉でいようと思います!

■新堂航輔役:山中崇コメント

新堂家の父親として、自分は役割を果たせているのだろうか、と自問自答する日々でしたが、新堂家そろってのシーンで久しぶりに家族みんなと会った時、すごく楽しくて……僕たちはこの作品を通して、いい家族になれたんじゃないかな、と思いました。本当に皆さんに感謝しています。

■五十嵐優磨役:森崎ウィンコメント

(クランクアップが階段から落ちた後のシーンだったため)こんなシーンでアップすることありますか!?(笑)血のりで頭があんまり動かせません……(笑)。貴重な経験をさせていただきました。こんなに面白いオリジナル作品に参加することができて本当にうれしくて、楽しかったです!

■新堂沙奈役:渡邉理佐コメント

皆さんのお力をたくさんお借りしてでしたが、こんなに素敵な作品に新堂沙奈として存在することができて、本当にうれしく思います。ありがとうございました!

■新堂梨里杏役:星乃夢奈コメント

梨里杏はある意味、新堂家をかき回すキーパーソン的な存在でしたが、基本的に梨里杏が出てくる家族のシーンは(回想なので)いつも明るくて、皆さんもとても優しくて……私自身も心がすごく温かくなれる、そんなすごく好きな現場で、本当に楽しくて幸せでした!

【編集部MEMO】最終回あらすじ
一葉(板谷由夏)は、葵(瀧七海)の「私が梨里杏を殺した」という衝撃の告白に、激しく動揺。葵は梨里杏(星乃夢奈)に対する歪んだ愛情を一葉に語り、自分を殺してほしいと迫る。ついに、愛する梨里杏のために復讐を遂げる時が来た。一葉は、葵の首にかけた手に力を込めていく――。沙奈(渡邉理佐)は倫太郎(塩野瑛久)に監禁されたまま、危険な状態が続いていた。倫太郎は「新堂家の家族の絆を試す」と言って航輔(山中崇)に卑劣なゲームを仕掛けた。倫太郎の指定した時間までに航輔が監禁場所を突き止めて助けに来なければ、沙奈を裸にしてその姿を生配信すると脅迫。しかし航輔には、場所を特定する手がかりなどまったくなかった。タイムリミットが過ぎても、航輔は助けに来ない。家族の絆なんてなかった、と倫太郎は身勝手な思いを吐露。倫太郎が沙奈に迫ったその時……!? 伊志嶺(長妻怜央)扮する Mr.サルベージの生配信で、梨里杏を殺した上に優磨(森崎ウィン)の命も狙った犯人は麗美(筒井真理子)だ、と暴露された。麗美は、世間から激しいバッシングを浴びる。すべては麗美の計画通りだった。Mr.サルベージの配信を早乙女家の邸宅で見ていた一葉。彼女は、早乙女家の罪を一身に背負う覚悟をした麗美と再会するのだった。家族を守りたい二人の母親が、対峙する。新堂家の復讐の果てに待ち受けるものとは。