俳優の田中圭、林遣都が、このたびテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』(2024年1月5日スタート 全9話 毎週金曜23:15~※一部地域除く)のクランクインを迎えた。

■田中圭×林遣都×吉田鋼太郎『おっさんずラブ-リターンズ-』

モテない独身ポンコツサラリーマン・春田創一(田中圭)、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)のピュア過ぎる愛を描き、世界で大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』(2018年)から5年、続編となる『おっさんずラブ-リターンズ-』では、アラフォーになったはるたん&牧の“夢の新婚生活”が描かれる。

■成田空港から撮影開始「おかえり!」「ただいま~!」

撮影は、シンガポール勤務を経て帰国する牧を春田が迎えに行く成田空港でのシーンからスタートした。晴れて「新婚ふうふ」となった2人は、遠距離恋愛を乗り越えて一体どんな再会を果たすのか。田中と林は、スタッフたちから拍手と“おかえり!”の声に出迎えられ、はにかみ笑顔でクランクイン。おっさんずチームらしい和気あいあいとした空気の中、田中と林は合間にはずっとおしゃべりに花を咲かせていたが、本番となると一転、互いの撮影シーンを真剣な表情で見守る。そして写真撮影タイムには「ただいま~!」と言いながらカメラにピースを向けるなど、メリハリのつけ方まで息ピッタリのよう。“夕陽の中でハグをする”シーンの撮影では、おなじみのアドリブもさく裂させた。2018年の連続ドラマにも登場した、聖地とも言える思い出のロケ地での撮影には、当時を回顧し、自分たちでシーンの再現を始める田中と林だが、記憶はぐだぐだでスタッフたちも爆笑。リハーサルが終わった瞬間、田中は「うわー! ひさびさに遣都と芝居したって感じだ」と笑顔を輝かせた。

また、現在、田中&吉田&林がぬくぬくしながらトークを繰り広げる「こたつトーク」第1弾がTVer、ABEMA、テレ朝動画、TELASA(テラサ)で公開中。5日には、田中、吉田、林をはじめ、内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉らおなじみのレギュラーメンバー、そして新キャストの井浦新、三浦翔平が“雪ビジュアル”を撮影した際のメイキング映像&インタビューも公開される。

■田中圭(春田創一・役)コメント

――いよいよクランクインとなりましたが、今のお気持ちをお聞かせください。

久しぶりに“牧がいる”感覚を味わって、懐かしいなとテンションが上がりました。これから続々とほかのキャストの皆さんも集まって、作品を作っていけるんだとワクワクしている、そんな初日でした。

――“春田モード”になるために、何か意識したことなどはありますか?

“春田創一”が自分の中にとても残っているという感覚はありつつも、やはり不安もあったのですが、撮影初日に牧と一緒になれたことも込みで、懐かしい感覚でした。まだ始まったばっかりですが、自分的には春田と牧がいる“こんな感じだったな”という感覚が戻ってきただけで十分! 自分の中に、春田が蓄積されていたというか、ちゃんと眠っていたんだなと感じました。

――現場の雰囲気やチームワークはいかがでしたか?

このチームで何度かやらせていただいているのですが、本当に楽しくてあっという間に終わってしまうんです。現場も明るくて、僕だけでなく久しぶりのメンバーやゲストの方、新しく迎えた(井浦)新さん、(三浦)翔平くんも暴れてくれたらうれしいです。気心知れた仲でもしっかりとメリハリをつけて挑みたいと思っています。

――今後の撮影に向けて、意気込みをお聞かせください。

この『おっさんずラブ』チームで、本当にもう……世の中にラブ&ピースを届けたい! そしてひとりでも多くの人を温かく! 全力でいっぱい笑ってもらえるような作品を作りますので、初回から楽しみにしていてほしいです。最後まで応援よろしくお願いします!

■林遣都(牧凌太・役)コメント

――いよいよクランクインとなりましたが、今のお気持ちをお聞かせください。

やっぱり楽しいチームだな、早くいろんなシーンを撮りたいなと思いました。

――“牧モード”になるために、何か意識したことなどはありますか?

僕はまず、前作のドラマと映画を見ました。なんだかんだもう5年経っているので、覚えてないことも多かったので、見て全部思い出しました。登場人物たちがどういう出会いをして、どういう出来事があって、どんな風に進んでいって今に至ったのかを確認しておきたいという思いもありましたし、“ちゃんとそのときの熱量や空気感を初日から出せるように!”と思って、全部見返しました。

――現場の雰囲気やチームワークはいかがでしたか?

映画以来なので皆さん久しぶりです。瑠東(東一郎)監督はほかにはいない人なんです! 変な人なんですけど(笑)、やっぱり安心しました。僕にとっては一番仲の良い監督でもあるので、仕事場以外で一緒に過ごす時間が長かったのですが、現場で再会すると本当に細かいところまで見てくれますし、しっかりとプライベートとは別の空気感を作ってくれて、真剣勝負をしてきてくれる感じでした。それに安心しますし、僕もそれに応えなきゃいけないな、と。今日改めてやっぱり楽しいな、相変わらず愛情深い監督だなと思いました。Yuki(Saito)監督も同じく熱いものをヒシヒシと感じますし、山本(大輔)監督はすごく久しぶりなのですが、また新たにコミュニケーションを取りながらやっていけたらいいなと思います。瑠東監督、貴島(彩理)プロデューサーを中心にすごくいい雰囲気ですね。

――今後の撮影に向けて、意気込みをお聞かせください。

長い間この作品を愛し続けてくださった方がたくさんいて、放送を楽しみにしてくださっていると思いますので、“『おっさんずラブ』のみんなは、この世界で生き続けていたんだな”と思ってもらえるように、僕たちも心を込めてやりたいなと思っています。前作にハマった人たちは、すごくうれしいことに「なにこれ楽しい!」という感じでドラマを見つけてくださったらしいんです。だから今回も、初めて見る方に“楽しそう!”と思ってもらえる作品を作れるように、頑張りたいなと思っています。

【編集部MEMO】
2016年、深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連続ドラマ化された『おっさんずラブ』。放送がスタートするとジワジワと人気が広がり、最終話を前にして、Twitter世界トレンド1位を獲得するまでに。その人気は地上波だけにとどまらず、配信、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど様々な二次的エンターテインメントで社会を席巻。その年の新語・流行語大賞トップ10にノミネート、東京ドラマアウォード連続ドラマグランプリをはじめとする作品賞や、エランドール賞やブレイク俳優ランキングなどのキャスト・スタッフの個人賞を含めて怒涛の受賞歴を築きあげたヒット作となった。その後も2019年に映画化した『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は興行収入26.5億円を突破、同年には航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』が放送されるなど、破竹の勢いで日本中に社会現象を、海外でも大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』が、“初代”連ドラから5年の時を経て待望の復活を果たす。