元プロ野球選手で野球解説者の野口寿浩氏が21日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「達川・村田・野口が恐れた最強打者&『ささやき戦術』の真実が明らかに【キャッチャーズバイブル】」に出演。古田敦也氏に抱いていた印象を語った。
古田氏とはヤクルト時代のチームメイトでポジションも同じ捕手だった野口氏。「僕が今まで見てきた先輩の中で一番負けず嫌いなんじゃないかな? 見た目には出てないんですけど、ここ(胸の中)に一番そういうものを持っている方なんじゃないかな」と自身の印象を語る。
チャンネルスタッフから「お互いに(捕手のことを)教えてもらったり聞いたりはしたんですか?」との質問が飛ぶと、古田氏は「(年齢が)6つ違っていて、野口は将来性を買われてるからファームで試合に出てて。僕は一軍にいたから、あんまり会わなかったんだよね」と明かしつつも、「シーズン中は、若いけどすごいいい選手やから(試合で)使われてて」と評判は耳にしていたようだ。
一方の野口氏は「(質問は)聞けないですよ。2年目で首位打者をとって、ガーッと行った人ですから、聞けないです」と当時を回想する。また、チャンネルスタッフから「あそこのチームならレギュラーになれるのになって考えたことは?」と聞かれると、「3年ぐらい考えてました。ずっと思ってました。毎年秋季キャンプくらいの時期になると、『どこの誰と野口トレード』って新聞に出るんですよ。『本当にやってくれよ』って思ってました」と本音を吐露。その後、実際に日本ハムにトレード移籍した野口だが、そのトレードに落合博満氏が関わっていたという秘話も明かしていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。