ビー・エム・ダブリューはMINIの新型コンパクトSUV「カントリーマン」(Countryman)の予約受け付けを開始した。納車は2024年第1四半期以降の予定。MINIのSUV「クロスオーバー」をフルモデルチェンジした新型SUVはどんな仕上がり?

  • MINIの新型SUV「カントリーマン」

    MINIの新型SUV「カントリーマン」

どんなクルマ?

MINIの新型SUVであるカントリーマンは、日本では「クロスオーバー」の車名で2011年から販売が続いてきたモデルの新型車だ。今回の新型で通算3世代目となる。MINIでは今後、全てのラインアップを次世代モデルへと切り替えていく方針。カントリーマンがMINI次世代モデルの第1弾となる。

種類は?

カントリーマンには「C」(489万円)、「D」(509万円)、「S ALL4」(566万円)、「John Cooper Works」(JCW、667万円)の4種類がある。

  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • エクステリアとインテリアのデザインを刷新。サイズアップにより、「カントリーマン」はよりSUVらしく力強い見た目となった。内外装の素材からはクロームパーツやレザーを排除。新素材としてリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用している

搭載するエンジンはCが1.5Lの直列3気筒ツインパワー・ターボガソリンエンジン(最高出力115kW、最大トルク230Nm)、Dが2.0Lの直列4気筒ツインパワー・ターボクリーンディーゼルエンジン(同110kW、360Nm)、S ALL4が2.0Lの直列4気筒ツインパワー・ターボガソリンエンジン(150kW、300Nm)。高性能版のJCWはSと同じく直4ガソリンターボを搭載するが、最高出力は233kW、最大トルクは400Nmとなる。全車共通で7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせる。

S ALL4はオールタイム4輪駆動システム「ALL4」を搭載。JCWは高性能なエンジン、ALL4、専用のセッティングなどにより性能を高めてある。

ボディサイズは?

基本のボディサイズは全長4,445mm、全幅1,845mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mm。JCWのみ全高が1,645mmと少し低くなる。

  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • MINIの新型SUV「カントリーマン」
  • インテリアは完全にデジタル化。ステアリングホイール背後のメーターパネルは廃止し、すべてのコンテンツをヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンター・ディスプレイに映し出す仕組みとした

どんな機能がある?

機能面も大幅に刷新したとのこと。運転支援システムではMINI初の「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載した。同機能は高速道路での渋滞時(時速60km以下)においてドライバーの運転負荷を軽減するシステム。ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある場合に限り、一定の条件下でステアリングから手を離しての走行が可能となる。