女優の仁村紗和が、テレビ東京系新ドラマプレミア23枠『SHUT UP』(12月4日スタート 毎週月曜23:06~)の主演を務めることが7日、明らかになった。

  • ドラマ『SHUT UP』

同作は、貧しい女子大生たちが企てる100万円強奪計画を描くクライム・サスペンス。学費も生活費も自分で稼ぐという貧しい状況で身を寄せ合う由希(仁村紗和)・恵(莉子)・しおり(片山友希)・紗奈(渡邉美穂)は日々を懸命に生きていた。しかし、ある日その中の一人が予期せぬ妊娠をしたことをキッカケに運命が狂いだす。友人を傷つけた男への復讐は思わぬ方向へ進んでいき、ある一夜の真実、そして性暴力事件に辿り着く。

主人公・田島由希を演じるのは、民放連続ドラマ初主演となる仁村紗和。どんな困難も諦めない、真っ直ぐで芯のある役を熱演する。そして由希と同じ大学に通い共に寮で暮らす友人3名として、インカレサークルに所属し、控えめな性格で心優しい川田恵を莉子、恵と同じインカレサークルに所属しいつでも冷静な現実主義者・工藤しおり役を片山友希、素直で明るいムードメーカー・浅井紗奈を渡邉美穂が演じる。

監督には、映画『猿楽町で会いましょう』、ドラマ『ロマンス暴風域』を手掛け、話題を呼んだ児山隆。人間の暗部や欠落、若者の刹那的衝動、社会の歪みなどを鮮やかな切り口で映し出す。脚本は、今年1月クールに放送されたドラマ24『今夜すきやきだよ』、北米最大の日本映画祭『JAPAN CUTS』コンペティション部門「Next Generation」にて、大林宣彦監督の名を冠した「大林賞(Obayashi Prize)」を受賞した映画『彼女来来』や、「浅草九劇賞」の特別賞を受賞した舞台『とりわけ眺めの悪い部屋』を手掛けた山西竜矢が務める。

■仁村紗和 コメント

・本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。

台本を読ませて頂いて感じた事は、まずこの物語は現代を生きる上でとても大切な事が沢山描かれていると思いました。経済的な格差やジェンダー格差など、様々な格差を表現する言葉が生まれている今の世の中でたくさんのSNSが普及していて情報の速さが人間関係、社会生活にも影響していて、改めて自分自身を守るためにYESやNOを表現する大切さを感じました。互いの正義のための行動が正解か不正解かは置いといて、格差がある世の中で生きる女性たちにとっては遠くない現実の物語だと思いました。

・演じられる役どころについての印象などお聞かせください。

私が演じる由希は、正義感が強く面倒見は良い方で良い意味でごくごく普通の大学生。このくらいの年齢の方々は自分はこれから何をしたいのか、漠然とした将来への不安や孤独感、目の前の人間関係やSNSの影響をたくさん受けてしまう年代だと思います。きっと由希もそのうちの1人で等身大にリアルに演じていけたら良いな、と思いました。

・撮影等これからになりますが、初主演として意気込みをお願いいたします。

正直主演ということで、どういうドラマになるかドキドキしていますが、なによりも心強い若いキャストの皆様と一緒に物語を作り上げていくのがすごく楽しみです。本読みでお会いしましたがとても個性があり素敵な方々で、監督もとても明るい方なので、内容はリアルな内容ではありますがポップなドラマになるのではないかと思っております。気負わずにこの明るいチームの皆様と楽しく、良いドラマをお届けできたらと思います!宜しくお願い致します!

・視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。

まず『SHUT UP』というタイトルに驚かれたと思いますが、「自分の事は自分自身で決める」そんな強さが込められているタイトルだと思います。このドラマは自分が自分でいる事の大切さ、当たり前という言葉は無く様々な環境や文化がある現代で生きる「私たち」の物語です。物語のハラハラドキドキする展開を楽しみながらお互いに認識を確認できる時間になると思いますし、衣装や映像も素敵なものになる予感なので見ていて楽しいドラマになっていると思いますので楽しみにしていて下さい!

■莉子 コメント

・本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。

女の子たちが逆境に立ち向かい声をあげて動く姿に心を打たれました。一人一人の強さや正義を持っていて、そこから生まれるリアルな会話のテンポ感などが印象的で早く演じたいなという気持ちです。また緊張感のあるシーンもあるので丁寧に演じていきたいと思います。

・演じられる役どころについての印象などお聞かせください。

私は川田恵を演じさせていただきます。一見、ふわふわして、おとなしい印象を持たれる子ではあると思いますが、内に秘めている熱いものがある子です。恵のある出来事をきっかけに巻き起こる葛藤や辛くても一歩勇気を振り絞る姿など私自身と年齢も近いので、親近感のある魅力的な川田恵になるよう、精一杯努めさせていただきます。

・撮影等これからになりますが意気込みをお願いいたします。

恵もみんなと同い年ではありますが、どこか年下感があるというか、由希、しおり、紗奈に支えられ、救われて生きている子だと思います。実際も私が一番年下で、仁村さん、片山さん、渡邉さんという素敵な役者の皆様とご一緒できるので、沢山のものを吸収しながら私自身も成長できたら嬉しいなと思っています。

・視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。

同じ寮に住む4人の女子大生がそれぞれの考えで、それぞれの意思で動いて変わっていく姿にただただ、かっこいいなと私は思いました。世の中、法や世間の声など様々なもので縛られる中ではあるけれど、その中で踠きながらも成長していく姿を最後まで皆様に見届けてほしいなと思います。そして誰か1人でも救える、そんなメッセージ性のあるものにできたら幸せです。

■片山友希 コメント

・本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。

初めてドラマのレギュラーの役を頂けたのがテレビ東京なのでとても感謝していてテレ東が作るドラマには参加したいと思っていました。
児山監督とは以前ご一緒した事があるのでなんだか楽しそうだなと思いオファーを受けました。

・演じられる役どころについての印象などお聞かせください。

友達同士なのによく敬語になる人で面白いなと思いました。現実主義者のしおりですが人に寄り添う事ができる優しさを感じるのでその優しさを大切にしたいです。

・撮影等これからになりますが意気込みをお願いいたします。

友情物語なので楽しくしっかりとその現場の空気を感じられるように心を解放して常に敏感でいたいと思います。

・視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。

加害者にも被害者にも私たちは簡単になれると言われハッとしました。現実だと重く苦しくなりますがこれはフィクションなので柔らかくその事実をお伝え出来たらと思います。

■渡邉美穂 コメント

・本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。

社会派ドラマをやってみたいとずっと思っていたので素直に嬉しかったです。
しかし決して暗くてお堅い内容ではなく、実際の現代社会でも起こり得るような事柄をテーマに、それを真正面から捉えていく強気な姿勢にとてもワクワクしました。女子大生たちの等身大の姿に共感してもらえるような作品だと思います。

・演じられる役どころについての印象などお聞かせください。

見た目が派手で感情的になりやすい性格ではあるものの、本当はすごく素直で人を想う気持ちをしっかりと持った子だなと思います。私自身、台本を読んでいて紗奈のセリフでグッとくるような部分がたくさんありました。一言でその場の雰囲気を変える力を持っていると思います。

・撮影等これからになりますが意気込みをお願いいたします。

素敵なキャスト、スタッフの皆様とご一緒させていただけることがとても楽しみでワクワクしています! 周りの方とのテンポ良い会話シーンも多めなので、観ている方に楽しんでもらえるような雰囲気を作れるようにしたいと思っています。

・視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。

現代社会をあらゆる側面から切り取った共感性の高い作品になっていると思います。
仲間という存在の尊さや、自分を見失わないことの大切さを改めて感じることができます。
若者たちが傷付き、立ち上がり、強くなっていく姿を見て、皆さんに深く刺さるものがあれば嬉しいです。

■番組プロデューサー・本間かなみ(テレビ東京 ドラマ室) コメント

痛みや悔しさと戦えるものを作りたいと思って、考えた企画です。
貧しさやあらゆる格差、そして加害と傷つきの中で、正しい立ち向かい方じゃなくても、
誰かが笑う立ち向かい方だとしても、それでも大切なものを守るための精一杯を描きます。
彼女たちは何を守るために決断していくのか。もしかしたら誰かの為に、
自分の為に立ち上がったことのある誰か一人の物語になれたらいいと思います。
とっても素敵な主演の仁村さん、莉子さん、片山さん、渡邉さん、
そして児山監督、進藤監督を中心としたスタッフの皆さんで彩る世界に、ぜひご期待ください。

【編集部MEMO】
主演の仁村紗和は1994年10月13日生まれ、大阪府出身。ドラマ『あなたのブツが、ここに』(NHK)、『私のお嫁くん』『真夏のシンデレラ』(フジテレビ)、映画『658km、陽子の旅』など話題作に数多く出演し、幅広い役柄で活躍している。また、本作の本間かなみプロデューサーは、映画化もされたヒット作『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(チェリまほ)でも話題に。

(C)「SHUT UP」製作委員会