車のナンバープレートには最近、ご当地デザインがどんどん増えてきているようだが、どんな図柄が人気なのか。そもそも、現時点でどのくらいのご当地デザインが選べるのか。「ジャパンモビリティショー2023」の会場で開催中の「ナンバープレート展」に行ってきた。
地方版ナンバーの普及率、上位は?
ナンバープレート展は一般社団法人全国自動車標板協議会が開催しているイベント。これまでは東京モーターショーで実施してきたそうだが、後継イベントであるジャパンモビリティショー2023でも引き続き開催中だ。
ブースでは昔のナンバープレートや世界のナンバープレートなどの展示を見ることができる。圧巻なのは、2023年に新たに10地域が加わって計68地域となった「地方版図柄入りナンバープレート」を壁一面に貼り付けた一画。各地方自治体が工夫を凝らした図柄をじっくり眺めるのはかなり楽しい。
2023年5月には、国土交通省の自動車局が「地方版図柄入りナンバープレート」の普及に貢献している10地域を表彰。普及率で上位の地域はどこなのか。以下でお伝えしたい。
- 地方版図柄入りナンバープレート第1弾 普及率上位5地域
順位 | 普及率 | 都道府県 | 地域名表示 | 表彰対象地方公共団体 |
1 | 4.04% | 山梨県 | 富士山(山梨) | 富士吉田市、道志村、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町 |
2 | 2.81% | 熊本県 | 熊本 | 熊本県 |
3 | 2.61% | 広島県 | 福山 | 竹原市、三原市、尾道氏、福山市、府中市、大崎上島町、世羅町、神石高原町 |
4 | 2.57% | 静岡県 | 富士山(沼津) | 富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山市 |
5 | 2.08% | 奈良県 | 奈良 | 奈良県 |
- 地方版図柄入りナンバープレート第2弾 普及率上位5地域
順位 | 普及率 | 都道府県 | 地域名表示 | 表彰対象地方公共団体 |
1 | 6.29% | 奈良県 | 飛鳥 | 奈良県、橿原市、三宅町、田原本町、高取町、明日香村 |
2 | 3.91% | 島根県 | 出雲 | 出雲市、奥出雲町、飯南町 |
3 | 3.85% | 千葉県 | 松戸 | 松戸市 |
4 | 3.74% | 青森県 | 弘前 | 弘前市、西目屋村 |
5 | 2.93% | 東京都 | 江東 | 江東区 |
このほかにも、ナンバープレート展を開催中のブースではナンバーに関するいろいろな情報を知ることができる。例えば、希望番号の人気ランキングは地域ごと、クルマのタイプごと(軽自動車、登録車の5ナンバー、3ナンバー)に細かいデータが確認できるので要チェックだ。ざっと見たところ、軽自動車と5ナンバー車では「2525」(間違いなくニコニコだろう)が多いのに対し、3ナンバー車では「1」が多いのが面白い。
ブースでは好みの図柄と数字を組み合わせた首掛けナンバープレートをもらえるので、訪問したら忘れずに作ってもらおう。