フジテレビの宮司愛海アナウンサーによるSpotifyの音声番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』が、2日から配信をスタートした。

  • 『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』

初回では、宮司アナが慣れない一人でのフリートークに緊張しながら、まずは自らの学生時代、アナウンサーになった経緯、受かると思わずに臨んだというアナウンサー試験から、『めざましテレビ』キャスター時代、スポーツキャスター時代、報道MCとしての秘話までを自己紹介。ポッドキャストに挑戦したかったという宮司アナは、話が進むにつれて緊張がほぐれ、どんどん偽らざる本音を明らかにしていく。

「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS」で大賞を受賞した『佐藤と若林の3600』などを手がけるニッポン放送の石井玄氏がディレクターが務め、毎週土曜9時配信のペースで半年間配信予定。宮司アナは「アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したい」と意気込みを語っている。

フジテレビは、Spotifyと戦略的パートナーシップを締結し、「エンターテインメント市場におけるさらなる企業価値拡大を目指していく。また、この世界的プラットフォーム上でオリジナルの音声コンテンツを開発し、音声をきっかけとしたIPビジネスを展開していく。そして、Spotifyとともに様々なマーケティングも行い、若者のカルチャートレンドやエンターテインメントコンテンツなどを通じて、国内外のオーディエンス、クリエイター、広告主とのより深いつながりを醸成していく」としている。

■宮司愛海アナ コメント

「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです。また、リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」

■大多亮フジテレビ専務 コメント

「Spotifyとのパートナーシップにより、フジテレビの良質なコンテンツ制作力を活かした音声コンテンツを展開できることを大変うれしく思います。特に多くのα世代、Z世代のユーザーが集まっているサービスと協業することで、その世代にそのコンテンツを訴求できると考えています。ナラティブ、音楽、トークなど様々なジャンルの音声コンテンツを開発していきたいと思います」

■トニー・エリソン スポティファイジャパン代表取締役 コメント

「日本のエンターテインメントをリードしてきたフジテレビの音声分野への挑戦に、世界の若者のカルチャートレンドを反映するSpotifyというプラットフォームを通じてご一緒させていただけることをうれしく思います。フジテレビを長年愛してこられた多くの皆様に、新たにポッドキャストという形で、これまでにないワクワクするような体験をお届けできることを楽しみにしております」

【編集部MEMO】
宮司アナは「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS」で選考委員を担当。その講評では、「どの作品も本当にクオリティが高く、じっくりと耳を傾けたくなるものばかりでした。ジャンルもバラバラで単純に比較するのが難しく、どれも唯一無二の魅力があって順位を付けるのが大変でした。とても悩みましたが、ネガティブをポジティブに変換するきっかけをくれたり、物事を新たな視点で捉えられるようになったり、聞き終えた後に「心に変化が起こる」そんな観点から作品を選出させていただきました。『有田脳』は、事前告知も打ち合わせもなしでその場のお題に縦横無尽に応える、有田さんの引き出しの豊富さをただただ堪能する贅沢すぎる作品でしたし、『聴漫才』は、視覚情報がないことを逆手に取ったネタの数々で、音声だけだからこそ芸人さんたちの息づかいをよりリアルに感じることができました」と、音声コンテンツへの造詣の深さがうかがえるコメントを出している。