わかもと製薬は、電車内における優先席の利用状況や、マタニティマークに関するアンケート調査を実施。電車に乗った際、優先席に座ることのある人が約3分の2の割合になったことがわかった。
産経リサーチ&データのアンケートサイト「くらするーむ」の会員を対象に、ウェブでアンケート調査を実施。9月12~19日の期間に1,949人が回答した。
電車に乗った際、優先席に座ることがあると答えた人は66.9%。理由を尋ねたところ、「優先席を必要とする人がいたら譲るつもり」「席が空いているのに立っていると邪魔になるから」「高齢だから」「その席しか空いてないから」「疲れているから」の順だった。一方、優先席に座ることがないという人は、「必要な人のために空けておくべき」「特に理由がないのに座ってはいけないと思う」「落ち着いて乗っていられない」などの理由を挙げた。
同じ回答者に、マタニティマークを知っているか尋ねたところ、85%が知っていると回答。マタニティマークを付けている人が電車内で立っていた場合、優先席かどうかを問わず80%近くの人が「席を譲る」と答えた。
妊婦またはマタニティマークを付けている人に実際に席を譲った経験がある人は54.9%で、「困っている方がいたらいつでも譲るつもりでいるから」「マタニティマークをつけているから」「お腹が大きかったから」「立っているのがつらそうだったから」と理由を答えた。一方、譲ったことがないと答えた人の多くは、「妊婦さんが付近に立つ状況が今までなかったから」と答えたが、マタニティマークを知らなかったと答えた人もいた。
回答者からは、「マタニティマークに気づいて譲ってくれる人はありがたかった」(30代女性)、「席を譲る時は声をかける勇気がいりますがもありがとうございますと笑顔で言われると気持ちが温かくなります」(50代男性)、「自分は席を譲るほうと思っていましたが、年齢が上がり譲られるようになり、最初はショックでしたが、せっかく勇気をだして譲ってくださったので『ありがとう』と必ず座らせて頂きます」(60代女性)といった声が寄せられた。