バイドゥが運営するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、「Z世代が選ぶ!!『勉強になる漫画TOP10』」をテーマに実施したアンケート調査の結果を、10月30日に発表した。本調査は、9月8日~11日の期間で10~24歳男女674人を対象にアプリ上のアンケートで実施された。

  • Z世代が選ぶ!!「勉強になる漫画TOP10」

「テストで役に立った!」との声も届いた「勉強になる漫画」についてのZ世代への調査で、以下のような結果が得られた。理科で役立つ細胞の知識や人生の生き方、雑学など漫画から学べることは多いようである。

第1位は、「はたらく細胞」。本作品は、体内で年中無休で働く細胞たちが擬人化して登場し、花粉症やインフルエンザなど病原体と戦うシーンを通して体の仕組みや変化を楽しく学ぶことができるという。「体内の中を詳しく見ることができたり血の体内の巡回法がよくわかる」や「理科でめちゃくちゃ役に立った」などの声が挙がり、理科の勉強において役に立った人が多かった。

第2位は、「推しの子」。双子の母親であり売れっ子アイドルでもある星野アイが刺され、死ぬ際に子どもに伝えた「愛してる」という言葉の重さから、母親からの愛情がとてつもなく深く大きいことを学んだ人が多かったという。さらに、10代の若いアイドルが、些細なことからネット上で誹謗中傷を受けるシーンから、「ネットの社会問題に強く向かった漫画だと思う」や「ネットの使い方についてわかってない人に伝わってる気がする」という声も上がったという。

第3位は、イカれたエゴイストサッカー漫画である「ブルーロック」。「『たまたま』勝つな 勝つべくして勝ち奪れ」や「『今までの自分』にとらわれるな 変わるってのは自分を壊すことからしか始まらない」などの名言がZ世代の心に刺さったとのこと。「エゴは大事、他人より自分だと教えてくれた」といった声などが挙がり、本作品から生き方や他人に捉われない価値観を学んだ人が多いとのこと。さらに、サッカーに関する基礎知識や魅力も学べるという。

第4位は、アニメや映画でも大人気の「名探偵コナン」。「たまにすごい雑学のようなのが出てきて面白い」や「色んな言葉や知識を覚えられた」などの声が上がった。ウミヘビに咬まれた時の応急処置の方法や静電気を避ける方法など、推理の要所に雑学が盛り込まれているとのこと。

第5位は、「文豪ストレイドッグス」。本作品は、登場するキャラクターに、太宰治、江戸川乱歩、宮沢賢治、福沢諭吉、芥川龍之介などの誰もが知っている文豪の名前が並ぶ新感覚異能力アクション漫画。作品をきっかけに文豪に興味を持ったり、国語にでてくる文豪の名前と作品名がセットで覚えられるようになったりといった魅力があるのだという。

第6位は、世代を超えて愛されてきた「ドラえもん」。「友達との仲の良さを大切にするとどうなるか、学びました!」や「子供じゃ分からない名言が沢山」といった声が挙げられ、友情の大切さや努力の大切さなどを学ぶことができ、どの世代も楽しむことができる作品だという。

第7位は、家族や大切な人を守るため生きるか死ぬかの瀬戸際で戦う、人と鬼の切ない物語「鬼滅の刃」。「泣いてもいい 逃げてもいい ただ諦めるな」や「心を燃やせ」などの名言が登場し、命や友情の大切さや諦めない理由を学んだという声が上がった。また、人名や技名の「煉󠄁獄杏寿郎」「甘露寺蜜璃」「悲鳴嶼行冥」「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」「蟲の呼吸 蜂牙ノ舞 真靡き」などから、漢字を学ぶことができるという意外な意見もあったという。

第8位は、「ミステリと言う勿れ」。本作品は、「真実は人の数だけあるんですよ」という台詞が印象的な、天然パーマの大学生が事件を解決しまくるヒューマンミステリー。「真実はいつも一つとか言ってるけど、人によって感じ方が違って、真実は人の数だけあることに、確かに…と思った」などの声が挙げられ、頭脳明晰・冷静沈着な主人公がそっと人の深層心理に触れながら相手の心に入り込む姿から多くのことを学べるという。

第9位は、「ドラゴン桜」。本作品は、弁護士である主人公が勉強のノウハウやテクニックを駆使し、落ちこぼれが集まる高校から東大合格者を輩出するという目標に挑むストーリー。実際に大学受験に向けた勉強方法を学ぶことができたという声があったという。

第10位は、「SPY×FAMILY」。本作品は、一流スパイの父、凄腕の殺し屋である母、心を読む超能力をもつ娘という偽装家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ。血は繋がっていなくても家族の温かさを感じる内容から、家族には色んな形があり色んな幸せがあるということを学んだZ世代もいるようだ。