京阪電気鉄道は30日、枚方市駅周辺地区の再開発にともない、再開発エリアに隣接する東改札口をリニューアルすると発表した。あわせて同駅の下り3・4番線ホームに可動式ホーム柵を設置することも発表された。

  • 枚方市駅東改札付近リニューアル後イメージ

枚方市駅では、2018年に中央改札口のリニューアルが完了。今回、「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の第3工区が2024年の開業をめざして建築工事を進めていることを受け、再開発施設と中央改札口、まちとの結節点になる東改札口の整備に着手する。

東改札口のリニューアルは「えきから始まるまちづくり」を基本的な考え方とし、駅・まち・自然をつないで回遊性の創出につなげられるように、東改札口から再開発エリアの施設内へ素材・色・光を段階的に変化させ、グラデーションで導くデザインとする。一方で中央改札口との親和性も意識したデザインとし、駅としての一体感を演出する。

具体的には、コンコースの美装化、照明のLED化、改札外エレベータの通抜け型エレベータへの更新、改札内上りホームへのエレベータ更新、改札外エスカレータの更新を実施する。2024年3月29日の竣工を予定している。

  • 枚方市駅5号出入口部リニューアル後イメージ

  • 可動式ホーム柵設置イメージ

枚方市駅の3・4番線ホーム(大阪方面)に設置する可動式ホーム柵は、今年4月に導入した鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して整備する。3番線ホームは2024年2月23日から、4番線ホームは2024年3月20日から使用を開始する予定。これに先立ち、3番線ホームは1月14日夜間、4番線ホームは1月27日夜間に可動式ホーム柵を設置。使用開始までの間、可動扉をつねに開放した状態とする。