JR四国は23日、業務運営の効率化を目的として、四国4県の12駅で駅係員の配置を取りやめると発表した。佐川駅は12月29日から、他の11駅(伊予市駅、板野駅、南小松島駅、伊野駅など)は2024年3月中旬から無人化する。

  • 土讃線の普通列車

対象となる駅は高知県の佐川駅、旭駅、伊野駅、香川県の端岡駅、高瀬駅、愛媛県の伊予市駅、徳島県の板野駅、勝瑞駅、佐古駅、石井駅、南小松島駅、羽ノ浦駅。このうち端岡駅は駅係員を毎日配置している。他の駅は土日祝日と年末年始に限り、午前・午後のそれぞれ一部時間帯に駅係員を配置している。

今回、駅係員の配置を取りやめる各駅は、四国内の普通乗車券や自由席特急券に加え、東海道・山陽新幹線の自由席特急券や一部トクトクきっぷを購入できる自動券売機がすでに設置されており、これらのきっぷの購入は引き続き自動券売機で対応する。四国内の普通乗車券や自由席特急券、定期券については、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」でも購入可能。指定席券や四国外への乗車券などについては、有人駅およびJR西日本ネット予約「e5489」で購入する必要がある。

なお、無人化した後も管理駅(高松駅、松山駅など)の係員が環境美化と設備確認のために各駅を巡回するとのこと。車いす利用者をはじめ、乗降の介助が必要な場合は、事前に連絡すれば係員を手配するとしている。