JTは12月11日より、紙巻きたばこ「メビウス」が発売10周年を迎えたことを記念し、「メビウス・リミテッド エディション」を順次発売する。数量限定で、取り扱いはCLUB JTオンラインショップ及び全国のたばこ販売店(一部店舗を除く)。価格は600円。

  • 「メビウス・リミテッド エディション」

メビウスは1977年、「マイルドセブン」の名称で誕生。今年は発売10周年を記念し、「メビウスと日本を愉しむ」をコンセプトに様々なキャンペーンを実施している。今回、その一環として、日本が誇る国産希少葉を特別にブレンドした「メビウス・リミテッド エディション」を数量限定で販売する。

同商品は、かつて三大銘葉と評された「国分葉」「水府葉」「秦野葉」をメビウスのブレンドに配合。これにより、濃厚かつまとまりのある口当たりと、スムースで豊かな味わいを実現したとともに、国産葉由来の細やかな煙立ちも楽しめるとのこと。

  • 「メビウス・リミテッド エディション」

三大銘葉は、細刻みたばこが広まった江戸時代中後期頃から、多くの庶民に受け入れられてきた。明治以降になると、これら3種は全国の葉たばこ生産の見本になるなど、200~300種ある在来種の中でも、刻みたばこ及び口付たばこ(シガレット)の一級品として名高い原料と位置づけられたという。

また、1907年にはその品質の高さにより、「国分葉」「水府葉」「秦野葉」の3種をブレンドしたたばこが、皇室献上用たばこに定められるなどしたことから、後に人々から「三大銘葉」と評されるようになった。現在は、希少種になってしまった3種だが、今回の「メビウス・リミテッド エディション」における特別なブレンドを実現したそうだ。

  • 左から「国分葉」「水府葉」「秦野葉」

出典:たばこと塩の博物館