女優の橋本環奈が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系新ドラマ『トクメイ! 警視庁特別会計係』(毎週月曜22:00~)第1話がきょう16日にスタートする。

  • 橋本環奈=カンテレ提供

■橋本環奈主演『トクメイ! 警視庁特別会計係』

2年連続NHK紅白歌合戦の司会に決定し、2024年度後期の連続テレビ小説『おむすび』の主演も発表になった橋本がフジテレビ系連ドラ初主演を務める今作は、警察組織経費削減の“トクメイ”を受けた警察官を主人公にした新しい警察エンターテインメント。緊縮財政を強いられた警察組織は、かねて警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署で、捜査費などにメスを入れる“経費削減”テストを行うことを決めた。そんな経費削減の“特別命令=トクメイ”を背負って本庁から派遣された特別会計係の女性警察官・一円(はじめまどか/橋本)だったが、そこで待ち受けていたのは無駄な器物破損やいかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署のひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たち。「捜査に金は必要だ!」と話す刑事たちと、時にぶつかり合い時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導く新しい警察エンターテインメントとなっている。

■『トクメイ! 警視庁特別会計係』第1話あらすじ

一円(橋本環奈)は、警察庁長官官房長・榊山慎一郎(福井晶一)の肝いりで本庁から特別会計係として万町署警務課に派遣された警察官。懸念される警察の財政破綻を回避すべく、所轄署の経費削減の特命を背負い、刑事たちの捜査費を監督する任務を与えられる。万町署で経費削減の対象となったのは、かねてから捜査費の使い方を問題視されていた刑事課。円の着任とともに捜査費20%カットを命じられるが、強行犯係係長の湯川哲郎(沢村一樹)はこれに猛反発。器物破損による補修費、いかがわしい情報屋との交流費、むやみに使われる車両費など、湯川は多額の出費を生み出す張本人だったが、本人はそれらすべてが捜査のための必要経費だと言い張る。ところが円は、そんな湯川の言い分などお構いなしで、上司の須賀安吾(佐藤二朗)が用意していた刑事課の捜査雑費を今月から20%カットすると明言。当然、湯川は激怒し、シングルマザーの刑事・藤堂さゆり(松本まりか)らほかの刑事たちも大ブーイング。そして、「現場を知りもしないくせに」と怒りの矛先が円に向かった直後、管内で変死体が発見されたとの通報が入る。

遺体で発見されたのは、近隣の大学で講師を務める男性。早速湯川たちは捜査を始めるが、そこにはなぜか円の姿も。実は刑事に憧れて警察官を志したものの、ある理由から刑事課への配属がかなわなかった円は、ひそかに捜査に興味があり、「現場のお金の使い方を勉強する」という名目で湯川についてきたのだ。そして後日、偶然居合わせた捜査会議で、円は被害者の財布の中身にある違和感を覚えて……。