回転寿司みさきは、10月2日よりお寿司のシャリをリニューアルすることを発表しました。これまでも赤酢を使用した“赤シャリ”を提供し、今年3月にリニューアルしたばかりですが、さらにグレードアップした特製赤シャリは一体何が違うのでしょうか?そのこだわりとおすすめの商品を聞いてきました。

高級寿司店で見かける赤シャリとは?

赤シャリとは、江戸前寿司伝統の酒粕を醸造した赤酢と米を混ぜ合わせてつくる、赤く色づいたシャリのこと。現在では高級寿司店で使用されることが多く、一般的なシャリと異なり、まろやかな酸味とコクがあることが特長です。

  • 左:赤シャリ、右:一般的なシャリ

回転寿司みさきでは、昨年12月に赤シャリの販促キャンペーンを実施したところ、お客様からだけでなく「握りやすい」といった理由から職人からも好評だったため、今年3月から全店に導入しました。

回転寿司みさきの赤シャリには2年以上熟成させた酒粕を使ったこだわりの赤酢を使用しています。今回のリニューアルでは、シャリに加える赤酢の割合を増量。さらにシャリの温度にもこだわり、口の中でのほどけが良く、魚の脂がとけやすくなることでネタをよりいっそう美味しく味わえる“人肌”でお寿司を提供するのだそう。

今回のリニューアルについて、株式会社 京樽 代表取締役社長の堀江陽氏は「『みさきと言えば、赤シャリだよね。赤シャリ食べるならみさきに行こう』と言われるよう、赤シャリを全面に押し出して戦っていきたい」。と狙いを語りました。さらに「(スシローなどを展開する) FOOD & LIFE COMPANIESグループのみさきとして、シナジーを生んでいかないといけない。グループの調達力を活かしながら“うまいすし”を表現する。しかし、ネタがスシローと同じだと何が違うかとお客様から言われるため、一つはシャリを変える。もう一つは『同じネタを使ってもこんなにも違うの?』と、みさきの職人ならではのひと手間を加えることで、グループのシナジーを活かす。同じフィールドで戦っているスシローには負けたくない思いがあるので、しっかりと旨さを表現したい。」今後の展開を話しました。

  • 株式会社 京樽 代表取締役社長・堀江陽氏

赤シャリと相性抜群の“絶品本まぐろ”が期間限定でお得に

10月2日から10月8日までの期間、週替わりで得するフェア「週得祭」にて、グレードアップした赤シャリに合わせる看板ネタとして、アイルランド沖の天然本まぐろをはじめ、厳選された絶品の本まぐろが販売されます。

  • 本まぐろ三貫盛(700円)

甘い脂身に濃厚な旨味の本まぐろ本来の美味しさと特製赤シャリの絶妙なバランスを味わえる「本まぐろ三貫盛」は、赤身・中とろ・大とろの味くらべを叶える一皿です。特製赤シャリには程よい甘みと酸味だけでなくコクとまろやかさが加わりつつも、よりネタの旨みを引き立たせます。

回転寿司に行くとついパクパクとお寿司を食べてしまう筆者ですが、ネタの旨みをじっくりと味わえるため、いつもより口の中の滞在時間が長い印象。いつまでもその味わいを楽しんでいたくなるような至福の時間を堪能できました。

そのほかにも塩で食べることでよりまぐろの旨みを感じられる「塩鉄火」(330円)でシンプルな味から「天然インドまぐろとろたく手巻」(330円)など、まぐろ+αと赤シャリの調和まで、存分に赤シャリと相性の良いまぐろの味わいを楽しめます。同じ赤シャリなのに、赤身だけでなく光り物ともマッチするので、「あじ」(330円)などのでその万能さを感じてみるのも良いかもしれません。

また回転寿司みさきでは、豊洲市場に集まる旬の鮮魚を直送しているため、日替わりのお寿司も味わえます。この日は「釣り太刀魚」「金目鯛」「かます」と回転寿司ではなかなか見かけないラインアップに出会うことができました。何があるかは店頭にいかないとわからないので、立ち寄った際には是非チェックしてみてください。

1年で2回もの赤シャリのリニューアルを果たした回転寿司みさき。その本気の赤シャリは、回転寿司で過ごす時間をいつもよりも贅沢なものにしてくれました。ネタをより一層美味しく味わえる赤シャリを試してみては?