突然だが、どうしてもお聞きしたいことがある。みなさんはクリームシチューをご飯に「かける派」? それとも「わける派」?
かなり好みが分かれる問題ではあるが、この度、「ご飯にかけて楽しむシチュー」が開発・販売された。それがハウス食品の新商品「カルボシチュー」である。
実際に試してみたところ、もともと「わける派」だった自分も、「これは絶対ご飯にかけるっしょ!」と膝を打つような完成度。ということで、さっそくここでその詳細をご紹介したい。
ご飯に合いすぎてビックリする「カルボシチュー」デビュー!
あらかじめ自分の立場を表明しておくと、ご飯とシチューは「わける派」である。本音を言えば、シチューはパンで食べたいとすら思っている。
うまく説明できないのだが、ご飯とシチューってそんなに合うような気がしないのと、ご飯にシチューをかけてしまうと、最後のほうはちょっと水っぽくなったりするし……えっ、そんなことない? すみません!
ちなみに、ハウス食品の調査によると、シチューをごはんに「かける派」の割合が20代~40代を中心に増加傾向にあることがわかったそうで、このたび、「ごはんにかけたくなる味わい」に特化したシチューを開発するに至ったとのことだ。
「わける派」の自分も、このカルボシチューに関しては間違いなくご飯にかけて食べたい派で、なんというか、これはガチでご飯にかけないわけにはいかない仕上がりというか、かけたくなる設計になっているのだ。
しかも嬉しいことに、作り方はマジで超簡単。用意する材料もシンプルで、なんなら牛乳さえいらないほどである。だらだら説明するより、まずは作ってみよう。
【用意するもの】
・カルボシチューのルウ……1/2箱
・スライスベーコン(1cm幅)……120g (厚切りベーコンの場合は180gがおすすめ)
・玉ねぎ(薄切り)……150g
・ぶなしめじ……100g
・サラダ油……大さじ1
・水……600ml
【作り方】
まずは下ごしらえ。今回は厚切りベーコンを用意したので、細長くカット。たまねぎも薄めにカットしていく。以上、下ごしらえ終わり(早っ!!)。
フライパンでサラダ油を熱し、玉ねぎを全体が透き通ってしんなりするまでよく炒める
ベーコンを投入し、さらにちょちょいと炒める。
ちょちょいと炒めたら、水とぶなしめじを投下。ときどき混ぜながら、具材が柔らかくなるまで5分ほど煮込む(弱火~中火)。
いい感じに煮込んだら、いよいよカルボシチューのルウを……
投入!
ルウを入れたら、ときどきかき混ぜながらとろみがつくまで10分ほど煮込む(弱火)。
よしっ、そろそろいいかな。
出来上がったカルボシチューをご飯にかけて……
卵黄を乗せたら完成!
めちゃくちゃウマそうじゃない?「カルボ」というだけあって色味がやや黄色く、カルボナーラっぽさがある。
アツアツのうちにさっそく食べてみると……
うっ……うまい!! 確かにカルボナーラ感もあるけど、ちゃんとシチュー感もある。そして何より、ご飯にめちゃくちゃ合う!!!!
このカルボシチューは生クリーム不使用ながらもチーズと卵黄のコクがめちゃ濃厚。旨みはチキンエキスや煮干しパウダーを使って加えているらしい。さらに、スパイシーな黒胡椒の風味も際合っているので、ご飯と一緒に食べてもまったく味がぼやけない。ベーコンの旨みも全体に行き渡っていて、抜群にウマい。
普通のクリームシチューにはないパンチ力があるとでも言おうか。「ご飯とシチューの相性の良さで、お前をヤミツキにさせてやるぜ!」という意気込みまで感じさせる。これはすごい。マジでご飯と相性がいい。例えるなら、リゾットのような一体感である。
ちなみに、ハウス食品はアレンジレシピも公開しており、中には余ったカルボシチューをスパゲッティカルボナーラにリメイクして食べるという提案も。カルボナーラといえばパスタだし、これは試してみるっきゃないっしょ!
作り方は簡単で、少し固めに茹でたパスタに、茹で汁大さじ2、カルボシチュー200gを加えて中火で加熱。
お皿にパスタを盛り、粉チーズを振りかけ、卵黄を乗せたら完成!
これもやたらウマそうだ……。いただきます!
ウマっ! マジでカルボナーラ! ってゆーか、あのシチュー感はどこに行った!?と思えるほど本格的なカルボナーラだ! 粉チーズでさらに増したチーズの旨みに、濃厚でまろやかな卵黄の旨み、全体から滲み出すベーコンの旨み……旨みの大洪水でパスタを巻く手が止まらないぞ! こんなに手軽なのにこんなに本格的って、どういうことなんだ?
「カルボシチュー」は現在、スーパーマーケットなどで販売されているので、ご飯にシチューを「かける派」のみなさんも、「わける派」のみなさんも、ぜひ一度試してみてほしい。もちろん、ご飯は炊飯器で炊けるだけ炊いておいたほうがいいことは言うまでもない。