紀文食品は9月27日、「紀文・47都道府県 家庭の鍋料理調査2023」の結果を発表した。調査は7月28日~8月4日、20代~50代以上の既婚女性4,700人(各都道府県100人/各年代25人)を対象にインターネットで行われた。

  • おでん前線

    おでん前線

昨年おでんを食べたと答えた2,293人を対象に、2022年の8月〜2023年2月までの間で、「一番最初におでんを食べ始めた時期」を聴取し、『おでん前線』としてまとめた。

その結果、昨年最も早くおでんを食べ始めた地域は「秋田県」「新潟県」「埼玉県」「三重県」「鹿児島県」で、8月初旬。9月初旬になると、夏が過ぎ、秋の訪れを感じやすい北に位置する「北海道」と、標高の高い「長野県」で前線が通過。また、9月中旬から下旬にかけては徐々に秋も深まり、8月初旬に通過した地域に接続するエリアで前線が出現。そして、10月初旬からは、一気に前線が列島を通過した。

地方ごとにみると、関東甲信地方では、「埼玉県」からおでん前線が始まり、「長野県」から「東京都」や「群馬県」へ飛び、その後他の県へ波及。東北地方では、「秋田県」からはじまり、奥羽山脈を越えた「岩手県」へ。関西地方はおでん前線が比較的早く、8月中旬の「大阪府」を皮切りに、「京都府」「和歌山県」そして「四国の関西圏よりの県」へと出現し始めた。

なお、気温がぐっと冷えてくる10月中旬以降に前線が通過する地域は、「東北の南部」や「茨城県」「広島県」「沖縄県」となった。