メルセデス・ベンツ日本は新型「GLE」および「GLEクーペ」を発売した。今回の新型はマイナーチェンジモデルで、従来型で最も人気の高かったディーゼルターボエンジン搭載車にマイルドハイブリッド(MHEV)システムが採用となったことが大きな変更点だ。
GLEにはどんな人が乗っている?
GLEの前身「Mクラス」は1998年に誕生。2015年には車名を「GLE」に変更し、EクラスファミリーのSUVという位置づけを強めた。現行型は2019年にフルモデルチェンジを果たした2世代目だ。
GLEクーペはGLEをベースに2016年に誕生。2020年6月にフルモデルチェンジして2世代目となっている。
今回のマイナーチェンジでは何が変わったのか。
まずエクステリアでは、ヘッドライト、フロントグリル、フロントバンパー、テールライト、ボンネットエンブレムが新デザインに(モデルによって変更箇所は異なる)。ホイールには新色が登場した。
インテリアではメルセデス・ベンツで最新世代となるステアリングホイールを採用。静電容量式センサーを備えたパッドの導入により、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手が向上している。
パワートレインについては全モデルを電動化した。
GLEではディーゼルターボエンジンを積んだ「400d」というモデルが全体の8割程度と売れ筋だったそうだが、今回のマイナーチェンジで同モデルは「ISG」を採用し、ディーゼルMHEVの「450d」に生まれ変わった。
GLEの価格は「GLE 300d 4MATIC」(2.0LディーゼルターボエンジンのMHEV)が1,376万円、「GLE 450d 4MATIC Sports」(3.0LディーゼルターボエンジンのMHEV)が1,466万円、「メルセデス AMG GLE 53 4MATIC+」(3.0LガソリンターボのMHEV)が1,728万円。GLEクーペは「GLE 450d 4MATIC Sports Coupe」が1,480万円、「メルセデス AMG GLE 53 4MATIC+ Coupe」が1,805万円だ。