シンガーソングライターの矢井田瞳が、女優の菅野美穂が主演を務める10月19日スタートのテレビ朝日系ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)の主題歌を担当することが26日に明らかになった。

  • 矢井田瞳

    矢井田瞳

■『ゆりあ先生の赤い糸』主題歌が矢井田瞳「アイノロイ」に決定

今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名コミック(講談社)を実写化する同作は、「タフで明るい“踏ん張る主婦”ヒロイン」の伊沢 ゆりあ(菅野)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始し、時にぶつかり合い、時に手を取り合い、意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、「血の繋がりを越えた“家族”の絆」を編み上げていくというストーリー。

主題歌に決定した「アイノロイ」は、原作コミックを読んだ矢井田の書き下ろし。様々な経験をしてきたからこそのしなやかな強さ、思い通りになんていかない人生、自分のサイズを悟ってからの長い道のり、愛と呪いが混在した日々を前向きに生き抜く新しいヒロイン像が丁寧に描かれている。矢井田がドラマ主題歌を手掛けるのは2011年のNHKドラマ『ビターシュガー』の「間違いだらけのダイアリー」以来約12年ぶり。サウンドプロデューサーにはYaffle氏を迎えている。

■矢井田瞳 コメント

様々な経験をしてきたからこそのしなやかな強さ。思い通りになんていかない人生。自分のサイズを悟ってからの長い道のり。愛と呪いが混在した日々を前向きに生き抜く新しいヒロイン像を私なりに描きました。

いつかご一緒したかったYaffleさんのサウンドに乗せてお届けできることをとても嬉しく思います。私の中にあった新しい扉をいくつも開いてくださいました。

日々をたくましく生き抜く全ての方々を心に描きながら紡いだ曲です。あなたの心へ、届きますように。

■菅野美穂(伊沢ゆりあ・役) コメント

――主題歌「アイノロイ」を聴いた感想をお聞かせください。

矢井田さんの歌声と、素晴らしい楽曲に胸が震えました。どこまでもドラマに寄り添ってくださる歌詞に、ゆりあさんの思いが完璧に表現されていて、演じさせて頂く私としましては、これ以上ないエールを頂いた様な気持ちです。これまで歩んできた人生があるからこその、重力を感じる前向きさ、軽やかさといいますか、本当に共感できる曲を頂きました。

――矢井田さんの印象についてお聞かせください。

矢井田さんとは、以前にトーク番組でご一緒させて頂いた事があるのですが、とても気持ちの良い方で、おしゃべりが楽しかったです。年齢も近いですし、今回この様な形でご一緒させて頂けたご縁に感謝です。

■峰島あゆみ(番組プロデューサー) コメント

――主題歌起用理由や楽曲制作へのリクエスト、やりとりの様子などをお聞かせください。

矢井田さんに主題歌をお願いしたのは、矢井田さんの、ポジティブな強さと包み込まれるような温かさが共存する歌声がこのドラマの主人公・ゆりあにパワーを与えてくれると思ったからです。

菅野美穂さん演じる主婦・ゆりあは、ある日突然、夫が倒れ、しかもその夫に若い彼氏がいることが判明、さらには隠し子、彼女までも現れて……!? と、穏やかな生活が急変します。人生が闇に包まれてしまいそうなその淵で、それでもゆりあは自分に恥じないかっこいい生き方をする! と前を向いて家族の問題を乗り越えてゆきます。そんなゆりあに寄り添いながらも、背中を押してくれるような曲をお願いしました。ドラマでは、ゆりあに新しい恋も芽生えてゆきます。恋するときの甘くて切ない気持ちもぜひ歌に込めていただきたい、とリクエストをしました。

――出来上がった楽曲の感想をお聞かせください。

見てくださる方の人生の応援歌となるような作品にできたら、と思い制作をしていますが、そのイメージにピッタリ! 艶があって大人っぽいアレンジもあり新鮮さも感じました。そこにしなやかな矢井田さんの歌声が重なって……、奥行きのある素敵な曲を作ってくださいました。

私も毎朝、撮影に向かう道すがら聴いていて、力をもらっています。ドラマの最後にこの「アイノロイ」がかかり、見ている方に、素晴らしきかな人生! と感じていただけたらうれしいです。