学情は9月25日、「新入社員の勤務形態・新入社員研修の形式」に関する調査結果を発表した。調査期間は2023年9月7日~13日、調査対象は企業・団体の人事担当者(新入社員研修を実施する企業)、有効回答は555社。
まず、2024年4月入社の新入社員の勤務形態は、どのような形態を予定しているか聞くと、「出社」が圧倒的に多く83.9%。以降、「出社とテレワークの組み合わせ」が11.9%、「入社し一定期間後にテレワークを実施」が4.0%、「入社後すぐにテレワークを実施」が0.2%と続いた。
「仕事を覚えるタイミングでは、出社の方が適していると思う」「入社直後にテレワークは難しいと思う」「ゆくゆくテレワークも併用した勤務形態に移行するが、入社直後は出社して仕事を覚えてもらう予定」などの回答が見られた。
次に、2024年4月入社の「新入社員研修」の実施形式を尋ねると、「コロナ前と同規模で、リアルで実施」が断トツの72.3%。次いで「オンラインとリアルを組み合わせて実施」が12.8%、「検討中」は10.5%、「コロナ前より規模を縮小して、リアルで実施」が3.6%となった。
「オンラインでも実施できる内容ではあるものの、リアルで実施した方が同期同士のつながりが生まれると思う」「リアルの方が、新入社員の理解度を確認しながら研修を進めることができる」「基本出社ではあるものの、Web商談やリモートワークの機会もあるので、リアルとオンライン両方のコミュニケーションに慣れてほしい」などの声が寄せられた。