サンクトガーレンは、長野県伊那市の“傷リンゴ”を活用したビール「アップルシナモンエール」を、9月21日より秋冬限定で販売開始した。

  • アップルシナモンエール(日本の酒税法で認められているリンゴの量を上回って使用しているため「発泡酒」表記)

ベースのビールは軽く焦がした麦芽(モルト) 「カラメルモルト」を特徴的に使用した琥珀色のもの。このモルトは食べるとカラメルソースのような甘く香ばしい味がし、ビールにも同様の風味をもたらすという。その風味と焼きリンゴなどの副原料の風味が相まってアップルパイのような味わいのビールとなっている。

  • 長野県伊那市の「傷リンゴ」を有効活用

アップルシナモンエールに使用しているリンゴは長野県伊那市の「傷リンゴ」。風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない果実を買い取ってビールに加工している。台風が直撃した年には、その被害にあった果実も活用してきたという。こういった傷リンゴは収穫量全体の3分の1にもなり、これらを加工品に有効活用することが食品ロス削減につながり、SDGs達成に貢献する。

  • 旬の品種を使用

1回の仕込みに使用しているのは約500個のリンゴで、1シーズンで2,500~3,000個のリンゴを使う見込み。9月は「つがる」、 10月は「ジョナゴールド・紅玉・シナノスイート」 、11月は「ふじ」、とそれぞれ旬の品種を使用している。

瓶内容量330ml、価格は539円。オンラインショップや、東武百貨店 池袋店、東急百貨店 吉祥寺店、京急百貨店、あべのハルカス近鉄本店、高島屋泉北店などで購入できる。