女優の若村麻由美らがこのほど、フジテレビ系ドラマ『この素晴らしき世界』(毎週木曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、きょう14日に放送される。
約3カ月にわたる撮影の最後は、物語のクライマックスで主要人物がそろうシーン。全てのシーンを撮り終えると、監督から「ただいまのシーンをもちまして『この素晴らしき世界』オールアップです!」と声が上がり、現場は大きな拍手と安堵に包まれた。
芸能プロダクション・曼珠沙華の社長を務めた木村佳乃は「温かい現場に明るいスタッフの方ばかりで楽しく過ごさせていただきました!」と笑顔で感謝を述べ、妙子(若村)がなりすましていた若菜絹代(同)の夫・夏雄を演じた沢村一樹は「麻由美ちゃんとせりふのやり取りをするのは初めてだったのですがとってもすてきでした。一緒に仕事ができてよかったです」と、ねぎらった。
そして、若村があいさつをしようとすると、夫役を務めたマキタスポーツが大きな花束を持ってサプライズ登場。一足先に撮影を終えていたマキタスポーツの登場とあって若村は驚きの表情を見せた。しかし最後のシーンは妙子ではなく若菜のいでたちでの撮影だったため、マキタスポーツは「あれ、(自分の妻の)妙子じゃない!」と苦笑い。すると「若菜の夫は僕なんで」と沢村も寸劇に加わり、なりすまし&一人二役という今作だからこその“夫対決”が繰り広げられた。
次週21日には、最終回から1年後の物語を描く『この素晴らしき世界 特別編』が放送される。
コメントは、以下の通り。
■若村麻由美 コメント
「伝えたいことは山ほどあるのですが…まずは、突然決まって現場に来た私を温かく受け入れてくださってありがとうございました。勇気だけでここに来て、今日のこの瞬間を迎えるために毎日目の前のことだけを考えてやってきました。こんな未熟者でダメダメな私を最後まで支えてくださって本当にありがとうございます!
第1話と最終話を同じ日に撮るという撮影方法は初めてで大変な部分はあったのですが、毎日現場に来ることを楽しみにしていられたのはスタッフの皆さまのおかげです。撮影中、2人の夫にはニコニコスマイルで癒やされすごく支えられましたし、佳乃さんからはクランクイン前に励ましの言葉をいただいて本当にうれしかったです。
そして、この若菜絹代を演じる際に付けるカツラは鈴木京香さんのために作られたものです。私にとってはこれをバトンのような気持ちで受け継ぎ、京香さんも一緒にゴールしていただいた気持ちでいます。皆さんに支えられながら完走できました。本当に、本当にありがとうございました!」
■木村佳乃 コメント
「皆さん本当にお疲れ様でした!すごく温かい現場に明るいスタッフの方ばかりで楽しく3カ月間過ごさせていただきました!心配性なのでフライングして予定よりも早く現場に入ってしまうことが多かったのですが、どんなに早く入ってもスタッフさんが必ず笑顔で出迎えてくれて本当にうれしかったです。私も麻由美さんとの共演は初めてだったのですが、麻由美さんにこの作品に参加していただけたことで無事撮影することができました。勇気に敬服いたします、本当にありがとうございました!」
■マキタスポーツ コメント
「本当に良き共演者に恵まれました。特に麻由美さんの妙子とはリアルなやり取りができて、本当に良いお芝居ができたと自負しております。普段は自分の番組あまり見られないのですが、このドラマは毎週自分のシーンをすごく楽しんで見ています。
微妙なさじ加減や心の機微を妙子と作れてきたのかなと思っています。 少しでも作品に貢献できればと思ってやってきましたが、皆さまのおかげで楽しく撮影できました。ありがとうございました!」
■沢村一樹 コメント
「こうやってみんなで集まるシーンで終えて、ちゃんとお疲れ様が言えてよかったです。夏の暑い現場だったので大変なことは多かったのですが、スタッフの皆さんが明るいというのはすごく助かりました。暑い中でも皆さんが元気というだけで僕らの救いになりました、ありがとうございます!
麻由美ちゃんとせりふのやり取りをするのは今作が初めてだったのですが、とってもすてきでした。一緒に仕事ができてよかったです。本当にお疲れ様でした!」
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