レゾンデートルは9月12日、「婚外恋愛に関する実態調査」第4報を発表した。調査は7月10日〜28日、婚外恋愛経験のある30~59歳の既婚男女350名(男性約150名、女性約200名)を対象にインターネットで行われた。

  • 婚外恋愛をした一番の理由

    婚外恋愛をした一番の理由

婚外恋愛には、体の関係を伴わない「友達以上、恋人未満」の関係であるセカンドパートナーも含まれることから、「婚外パートナーと体の関係」について聞いたところ、男性の85.1%、女性の73.3%が「体の関係がある/あった」と回答。

婚外恋愛に踏み出した一番の目的を教えてもらったところ、既婚男性は「体の関係・セックス」(55.9%)が半数以上を占め、女性(21.2%)とは大きな齟齬が生じていることが明らかに。一方、女性は「心のつながり・癒し」が最も多く37.4%。

性年代別にみると、男性は「体の関係・セックス」の割合が年代とともに上昇傾向となったほか、30代男性は「心のつながり・癒し」が37.0%と有意に高く、ドライな印象を受ける結果に。

一方、女性は30代で「体の関係・セックス」(30.4%)、「心のつながり・癒し」(40.5%)が高く、40代・50代の女性は肉体関係よりも心理的な効果を求める割合が高い傾向に。また、日常生活に倦むのか、「非日常感・刺激」が比較的高い結果となった。

  • 婚外恋愛をした理由(複数回答)

    婚外恋愛をした理由(複数回答)

続いて、婚外恋愛をした理由を複数回答で聞いたところ、男性は「セックスレスのため」(26.4%)が女性(18.8%)より8ポイント高い結果に。一方女性は、「夫婦仲が悪いため」(17.8%)が男性(12.8%)より5ポイント、「女性としてみられたかったから」(21.8%)が男性(15.5%)より6ポイント高くなった。

また、男女ともに最多は「相手を好きになってしまったため」(男性29.7%、女性30.7%)で、3割が「好き」が高じて婚外恋愛に移行したことに。逆に言えば7割が「そうではない」ということに。

性年代別にみると、男性30代は「夫婦仲が悪いため」(21.7%)が、50代男性は「相手を好きになってしまったため」(43.4%)が突出して高かった。一方、女性の場合は年代を追うごとに「夫婦仲が悪いため」が増加傾向に。さらに、30代で「セックスレスのため」(24.1%)が有意に高い結果となった。

  • 婚外恋愛をした人の妻や夫への罪悪感

    婚外恋愛をした人の妻や夫への罪悪感

次に、妻・夫への罪悪感について尋ねたところ、「特にない」と回答した男性は18.2%だったのに対し、女性は35.2%。女性の方が「夫婦仲が悪い」と認識している人が多かったことに加え、女性の方が「思い切りがよい」という傾向も反映しているよう。

また、「婚外恋愛はプラスになったか?」と聞くと、男女とも「プラスになった」(男性50.7%、女性47.0%)が約5割と、肯定的にとらえている人が多い結果に。しかし、「今後も婚外恋愛をしたいか」と尋ねてみると、男性は5割以上が「今後もしたいと思う」(54.7%)と答えたのに対し、女性は35.2%にとどまり、4割以上が「今後したいと思わない」(42.6%)と回答した。