恋は落ちるもの。頭ではダメだと分かっていても、既婚女性を好きになってしまう独身男性は少なくありません。しかし実際に既婚女性に恋してしまったら、どうすればいいのでしょうか。

本記事では既婚女性の魅力や既婚女性を本気で好きになってしまった独身男性の特徴、慰謝料などのリスクや、思いを断ち切る方法を紹介します。

  • 既婚女性を好きになってしまった独身男性

    独身男性が既婚女性を好きになる訳やリスク、思いの断ち切り方などを紹介します

既婚女性を好きになってしまった独身男性、その理由とは?

既婚女性は、その雰囲気や言動に独身女性にはないものを持っており、独身男性はそこに惹かれるのかもしれません。

より具体的に見ていきましょう。

態度に余裕を感じられる

既婚女性の多くは、男性への態度に余裕があります。既に結婚をしているため「恋愛をしたい」「早く結婚相手を探したい」などの焦りがないのです。

また周囲の男性を結婚相手として見ていないため、振る舞いや言動にも力みや緊張がなく、余裕がある傾向があります。独身男性が既婚女性と接すると、落ち着きや許容範囲の広さに惹かれることもあるでしょう。

手に入らない存在だからこそ惹かれる

既婚女性は、手に入らない存在です。だからこそ「関わってみたい」「落としてみたい」と思う男性もいます。

手に入りにくいからこそ、希少価値を感じ、一層惹かれてしまうのです。

背徳感がある

既婚女性との恋愛には、スリルや背徳感があります。

既婚女性の配偶者や周囲にバレてしまうかもしれないという緊張感や、いけないことをしているというドキドキ感がスパイスとなり、既婚女性との恋愛にのめり込んでしまうという男性もいます。

家庭的な一面に魅力がある

既婚女性から感じられる、家庭的な一面を好きになる男性もいます。

独身男性にとって、既婚女性の雰囲気や心遣いは魅力的に映ることがあります。例えば既婚女性に「きちんとご飯を食べている?」と聞かれると、「自分のことを気に掛けてくれている」とうれしく感じるでしょう。子どもに優しく接する姿を見て、普段のキビキビした印象とのギャップにときめく可能性もあります。

「自分も将来、こんな妻が欲しい」と想像が膨らむかもしれません。「自分がこの人の夫だったら…」という考えから、恋心に変わる男性もいるでしょう。

包容力があり、自分の気持ちを理解してくれる

既婚女性はある程度年齢を重ねていることも多いため、経験値が高くて包容力がある人も多いでしょう。仕事と子育ての両立、家庭内のトラブルへの対応などを重ね、並大抵のことでは動じなくなったという人も多いはずです。

例えば独身男性が自分の悩みを打ち明けたとき、既婚女性なら動じたり引いたりせずに、気持ちに寄り添ってくれる人も多いでしょう。男性の意見や気持ちを否定せず、ただ話を聞いてくれるかもしれません。

自分を丸ごと許容する包容力と、穏やかな性格を持つ既婚女性は、独身男性から見て魅力的に映るでしょう。

結婚や物欲など求めてくるものが少ない

交際に発展した場合でも、既婚女性は独身女性に比べ、独身男性に求めることが少ないと考えられます。

既婚女性の場合、例えば「結婚したい」「両親に会ってほしい」などと言う心配は少ないでしょう。家庭があるため、「旅行に行きたい」「高価なプレゼントが欲しい」などと求めることも少ないはずです。

結婚のプレッシャーや、金銭的に依存される恐れを感じずに恋愛を楽しめる、という点を魅力に感じて、既婚女性と恋愛関係に進みたいと考える男性もいます。

既婚女性を本気で好きになってしまった独身男性の特徴

  • 既婚女性にハマってしまった独身男性の特徴

ここからは、既婚女性を本気で好きになってしまった独身男性がしがちな行動や、よく見られる特徴を紹介します。

女性側にスケジュールを合わせる

会う場所や日時を決める際に、常に独身男性が既婚女性のスケジュールに合わせているという場合、その男性は既婚女性にかなりハマっていると言えるでしょう。

既婚女性は、独身女性と比べると自由な時間が少なく、会えるタイミングも限られるでしょう。そのため既婚女性にのめり込んでいる独身男性は、他の予定をないがしろにしてでも、スケジュールをやりくりしてなんとか会おうとします。

たとえ短い時間でも「会えてうれしい」と思っているのです。

次の予定について話そうとする

既婚女性に惚れ込み、交際している男性の多くは、「次はいつ会えるか」「一緒に行きたい場所がある」など、次の予定を決めるような会話を積極的にするでしょう。会う予定を作ることで、関係性が途切れないようにします。

「自分から誘わないと、もう会えないかもしれない」という心配から、無意識に次の予定の話をします。「これからも一緒にいてくれるか」「この関係を続けてくれるか」ということが気になり、反応を確かめてしまうのでしょう。

自分と既婚女性の夫を比べたがる

既婚女性に「自分の方があなたにふさわしい」と伝えたくて、女性の夫と自分を比べるような発言をする男性もいます。

既婚女性に恋をする男性の多くは、普段は夫の存在についてはあまり触れないでしょう。しかしふとした瞬間や、既婚女性が疲れていそう、弱っていそうなときに、「自分ならそんなことはしない」「僕の方が優しい」などと発言します。

また女性が夫を褒める話をすれば、「僕もそれくらいできる」と対抗心を燃やしがちです。

独身男性にとって、既婚女性の夫は越えられない存在です。しかし、越えている部分もあると思いたい相手でもあります。

「離婚しないの?」と聞いてくる

既婚女性への思いが強くなると、「離婚しないの?」と聞くかもしれません。

これは女性への独占欲が強くなったことが原因だと考えられます。このような状態になった独身男性は、遊びではなく、本気で既婚女性を好きだと考えられます。

ただし、単にわがままを言って困らせたいだけの場合や、興味本位という場合もあります。

既婚女性と独身男性が付き合い続けるリスクとは

  • 既婚女性と独身男性が付き合い続けるリスクとは

既婚女性と独身男性が付き合うことは、もちろんリスクがあります。

リスクを理解しないまま交際に発展したり、交際を続けたりすると、トラブルにつながるでしょう。想定されるリスクを紹介します。

夫を傷付け、慰謝料を請求される可能性がある

既婚女性と独身男性の恋愛は不倫であり、相手の夫にバレると、慰謝料を請求される恐れがあります。

慰謝料の金額は、不倫の期間や会っていた頻度、状況などにより幅があります。場合によっては多額の金額が必要になるでしょう。加えて、弁護士費用も掛かります。

恋愛関係は終わり、慰謝料の支払いだけが残る可能性もあります。

もちろんお金だけの問題ではなく、夫である人の精神を深く傷付ける可能性も高いです。

女性が妊娠する可能性がある

不貞行為をすると、女性が妊娠するかもしれません。いくら気を付けていても、100%の避妊をすることは難しいです。

2人の間に子どもができても、産めるとは限りません。

一方で、既婚女性が今の夫と離婚をして、独身男性と再婚、子どもを産むという選択肢もあります。

今までは離婚後300日以内に子どもが生まれた場合は、法律上、前夫の子どもと推定されていました。しかし嫡出推定制度に関する改正民法が2024年4月1日から施行されると、離婚後300日以内であっても再婚後に生まれたのであれば、その子は前夫の子どもではなく、再婚した夫の子どもだと推定されるようになります。

とはいえ、物事がスムーズに進むとは限りません。

また、既婚女性と今の夫の間に子どもがいると、話はさらに難しくなります。

今の夫を父に持つ子どもが、再婚後に一緒に住むことになったとして、新しい父を簡単に認めてくれるとは限りません。またその子が、自分と父の違う弟や妹のことを、兄弟としてかわいがってくれるかもわかりません。

既婚女性が妊娠するということは、恋愛関係にある当事者2人以外の人の人生にも、多くの影響を及ぼすということなのです。

時間が無駄になる

独身男性側が本気で既婚女性を好きだとしても、女性側はただの遊びの可能性もあります。

独身男性に「あなたといる時間が一番楽しい」と言いつつ、実は離婚するつもりは一切なく、夫婦関係は円満かもしれません。

既婚女性との将来を考えていた独身男性からすると、ただの時間の浪費です。長く付き合えば付き合うほど、振られたときのダメージは大きくなります。

周りからの信用を失う

既婚女性と交際していることが周囲にバレると、社会的な信用を失う可能性が高いです。

会社やアルバイト先などで、「不倫をしていた」と噂になるでしょう。友人にバレると、今後他の女性と付き合っても「以前、既婚女性と交際していた」ということが彼女に伝わる恐れがあります。

周囲からの印象を悪くしたくなければ、既婚女性との交際は避けた方がいいでしょう。

独身男性が既婚女性との関係を断ち切る方法

  • 独身男性が既婚女性との関係を断ち切る方法

独身男性が既婚女性への思いや関係を断ち切るには、覚悟が必要です。以下に紹介する方法で、前に踏み出してみましょう。

徹底的に連絡をやめる

既婚女性との関係を諦めると決めたのならば、その旨を告げ、もう連絡を取らないようにします。連絡手段をブロックして、物理的に会えないように予防をしましょう。

連絡が取れる状況にあると、相手からメッセージが送られてきて心が揺らぎ、関係が続いてしまう可能性があります。

また同じ職場の場合や共通のコミュニティーがある場合は、顔を合わせてしまいます。仕事を変えるか、コミュニティーから距離を置くなどすることが必要です。

強制的に会わないよう工夫することで、関係を断ち切りやすくなるでしょう。

他の出会いを求める

既婚女性を忘れるために、他の出会いを探すという方法もあります。新しい恋愛で、自分の中の既婚女性の存在を上書きするのです。

例えば、新しい出会いを求めて積極的に行動したり、友人の紹介で女性に会ってみたりすることで、視野が広がるでしょう。いつまでも既婚女性だけを見ずに、他の独身女性との恋愛を考えて動いてください。

もちろん、新しい相手のことを全く好きではないのに、自分が楽になるために利用するのは良くないことです。新しく好きになれる相手を探し、誠実に向き合いましょう。

結婚したい気持ちを伝える

「関係を終わらせたくない」「本気で好きだ」というのならば、思い切ってその気持ちを既婚女性に伝えることも一つの方法です。

具体的には、「結婚したい」と相手に伝えてください。もし相手も本気であれば、今後について2人でしっかりと話し合いましょう。

もし相手に離婚する意思がなければ、なあなあにせず、関係を終わらせます。キッパリ関係を断って、次の恋へ進みましょう。

既婚女性との恋愛はやめて、新しい出会いを探すのがおすすめ

既婚女性には、独身女性にはない魅力があります。しかし既婚女性との恋愛はリスクが多く、おすすめはできません。自分が傷付いたり、誰かを傷付けたり、また慰謝料が発生したりといった可能性もあります。

既婚女性への思いは断ち切って、新しい出会いを探すことをおすすめします。