テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が4日、10月改編説明会に登場し、演出・プロデュースを務める新番組『オドオド×ハラハラ』(10月19日スタート、毎週木曜20:00~)への意気込みや、最近のフジテレビへの印象を語った。

  • 佐久間宣行氏

    佐久間宣行氏

『オドオド×ハラハラ』は、オードリーとハライチが各方面からゲストを招き、挑戦的かつ予測不能な企画を、“オドオド、ハラハラ”しながら試していくチャレンジトークバラエティ。

佐久間氏は「オードリーとハライチというのは付き合いが非常に長いんですけど、今が一番脂が乗っていて、オードリーについては“ゴールデンの冠番組を、いつ誰が手がけるんだろうな”と思っていたんです。それにハライチはまず澤部(佑)が売れていて、岩井(勇気)が僕がやってる深夜番組で“腐り芸人”みたいなことを言われてる中で、どんどん人気と実力を伸ばして、今フジテレビの帯もやるような素晴らしいコンビに育ったんで、その2組と番組をやれるっていうのは、演出家として本当にこんなうれしいことはないと思っています」と心境をコメント。

6月10日に放送された特番は、コア視聴率(13~49歳)が同時間帯横並びトップ(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を獲得し、Twitter(現・X)の国内トレンド1位を記録するなど反響があったのは、「オードリーとハライチが、満を持して期待されていたなと思うんです」と捉えた上で、「もちろん裏番組は非常に強いですし、古巣のテレビ東京の番組は面白いですが(笑)、2組の魅力が存分に出るような企画をたくさん用意して、楽しくて、ずっと見ちゃうよねっていうような番組に育てていきたいなと考えております。すぐに“自信がある”とは言いづらいんですけど、面白くなる予感は非常にしています」と意気込みを述べた。

中嶋優一編成部長は「この10月改編を目指して6月に放送しましたけど、実際に結果を出してくれて、さすがという感じです」と感謝。また、「『佐久間さんってゴールデンじゃないんじゃないの?』とか『オードリーとハライチの良さが出る?』とか言われるんですけど、そこは“フジテレビのゴールデンっていうのはこういうことでしょう”みたいな感じで、ちゃんとアジャストしてくれることを期待していますし、オードリーとハライチはどんなゲストの方も来てくれるんじゃないかという人柄がありますので、(“楽しくなければテレビじゃない”のキャッチコピーが生まれてから)42年経ったフジテレビの楽しさなのかなと思っております」と期待をかける。

また、佐久間氏は『オドオド×ハラハラ』のレギュラー化発表の際、「今のフジテレビの番組、視聴者として見ていても面白い番組がたくさん増えて勢いに乗っているように感じます」とコメントしていた。

そのことについて改めて聞くと、「僕個人として楽しんで見てる番組も増えたなって思うのと、やっぱりこの間の『27時間テレビ』は、番組としての熱と、制作者としての力量と演者のパワー、全部噛み合わないとできないような『27時間テレビ』になっていたと思うんです。ということは、やっぱりそれぞれの番組の制作者と出演者とのグルーヴみたいなものが、すごくいい状態の番組がたくさんあるんだと思って、その中の一員になれるのはとてもうれしいですね」と、改めて喜びを語った。