新番組『仮面ライダーガッチャード』は、自分だけの何か=「ガッチャ」を探し求めている高校生・一ノ瀬宝太郎が、バッタの人工生命体(ケミー)=「ホッパー1」と出会ったこと、そして九堂風雅(演:石丸幹二)から変身ベルト「ガッチャードライバー」を託されたことによって、「錬金術」にガッチャを見出し、仮面ライダーとして戦いの道へ歩み出すストーリー。
2023年9月3日に放送される第1話への期待をあおる『仮面ライダーガッチャード』単独インタビューの初回は、仮面ライダーガッチャードに変身する一ノ瀬宝太郎役・本島純政が登場。明るく元気な宝太郎は自然体で演じられると意気込みを見せる本島に、『仮面ライダーガッチャード』の見どころや、自身が考える「ヒーロー」像の原点を語ってもらった。
自然体で演じられるのが宝太郎
――宝太郎役はオーディションで決まったとうかがいました。演技審査のときなど、この役をつかめるかも?といった手ごたえはありましたか。
うーん、受かるかどうか、正直全然分かりませんでした。どこまで自分らしく、今できる100%を発揮できたのかは客観的につかめなかったのですが、とにかく毎回全力で臨んで、その意気込みだけは伝えられたかな?くらいの感覚はありました。入学試験を受けたときのような心境でした(笑)。
――現在18歳の本島さんと高校2年生の宝太郎は年齢が近く、演じやすいのではないでしょうか。
半年前まで、僕も宝太郎のように制服を着て高校に通っていましたから、高校生役には入りやすかったですね。毎日、学校へ行って、授業が終わったら友だち同士で遊びに行って……という記憶はまだ鮮明に残っています(笑)。役を演じるにあたって、宝太郎はどうしてこんなに明るいんだろうなと思いましたが、彼は運動神経がいいので、体育祭とかの楽しかった思い出がたくさんあって、その相乗効果でどんどん明るさを増していったのかなと、自分の中で宝太郎の人物像を想像しやすかったです。自然体で演じられるのが宝太郎だと思っています。
『仮面ライダー』の思い出
――幼いころ『仮面ライダー』シリーズはご覧になっていましたか。
どちらかというと、アクション映画好きの父の影響もあって、『007』シリーズとか『トランスポーター』といった海外のアクション作品を親子で観て、ハマっていたんです。幼くて映画の内容は頭に残っていないんですけど、派手なカーアクションの場面とか、自動車が大好きだったこともあって、すごく面白くて、のめりこんでいたんです。
――それでは、お友だちとライダーごっこをして遊んだということは……。
仮面ライダーやスーパー戦隊の存在は知っていましたし、観ていた作品もあったので、ヒーローごっこをして遊んだりしたことはあります!
――宝太郎を演じるにあたり、過去の『仮面ライダー』シリーズを参考にされたことはありますか。
オーディションを受ける前に『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』(2010年)を全話一気に観ました。そうして改めて「仮面ライダーというのは、アクションシーンで観る人を惹きつけ続けているのは勿論、人の成長とか相手を思いやる心が描かれている作品なんだな」と心構えをして、オーディションに臨んだんです。