小学館が運営する介護のバーティカルメディア「介護ポストセブン」は8月29日、老後資金に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2023年7月28日~8月21日の期間、「介護のなかま」の会員3,534人を対象に実施されたもの。

  • 老後資金について、どのように準備してきたか

はじめに、老後資金について、どのように準備してきたか尋ねると、「預貯金」が2056人と突出して多かった。次点の「定期預金」と回答した人も1035人いた一方で、「特に準備していない」(932人)と答えた人も多い結果となった。

回答について「経済的に余裕がなく、していない」「準備をしたかったが、子どもに全て使ってしまった」「ワンオペ介護で生活が苦しく貯金などできない」といった声が寄せられた。

  • 年金とは別に老後資金をいくら準備しようと思っているか

年金とは別に老後資金をいくら準備しようと思っているか聞いたところ、「500万円未満」と回答した人が1021人と最多に。「2000万以上」と答えた人は、全体の約25%にのぼった。

老後資金・介護資金についての不安や悩みについて「専業主婦で収入がない」「将来のことは誰にもわからないので、いくら資金があれば安心というものがない」「老人ホームに入るのもお金がかかる。子どもたちに迷惑かけないようにある程度は貯めたい」「年金ももらえるかどうかわからない世の中なので、老後も働けるまで働くしかないのかなとか心配は多々ある」というコメントがあがった。