タレントの井上咲楽が、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に、藤原よし子(よしはりっしんべんに氏が正式表記)役で出演することが31日、発表された。大河ドラマ初出演となる。

井上咲楽

大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。

井上が演じる藤原よし子は、花山天皇の女御。寵愛を受けるが早逝。天皇の出家のきっかけとなる。

井上は「花山天皇の深い寵愛を受けたよし子。その子を身籠ったまま、17歳という若さでこの世を去ります。熾烈な権力争いの時代、二人の愛は思わぬところで利用されてしまいますが、その濃密な関係、僅かな時間を慈しむ気持ち、そして若き天皇を遺して逝く気持ちはどんなものだったのでしょうか。よし子について詳しい資料は残っていないものの、二人の時間がいかに儚く大切なものだったのか、大切に想って演じるよう心掛けました」とコメント。

大河ドラマは初出演となり、「オファーをいただいた際、『歴史ある大河ドラマにまさか私が!』と驚きを隠せなかったです。小さいころから我が家のテレビでは、日曜20時には当たり前のように大河ドラマがついていました。家族にもまだ伝えていないので、この発表で喜んでくれるのを楽しみにしています」と話している。

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