女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女season23』(毎週水曜21:00~)第3話が、きょう30日に放送される。

  • 『科捜研の女season23』第3話より=テレビ朝日提供

■物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)が新しい音声鑑定技術を駆使

科学捜査ミステリーの原点であり、1999年のスタート以来現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている同作。第3話では、通り魔に切りつけられた女性が襲われた拍子に頭を打ちつけ、死亡するという痛ましい事件が発生。土門薫(内藤剛志)は、6年前から断続的に発生している未解決通り魔事件と手口が酷似していることに気がつく。その未解決事件は、定年間近の刑事・郡司武士(長谷川初範)が追い続けてきたもの。郡司は1件目の通り魔事件の容疑者として浮上した男・栗城明良(玉城裕規)を6年間疑い続け、事件が起きるたびに聴取を重ねてきたが、犯行は巧妙で証拠が一切残っていないため逮捕には至っていない。

事件を調べはじめた榊マリコ(沢口)は最新プロファイリングを駆使して、栗城が過去の被害女性すべてと接点があった可能性が高いことを突き止める。一方、物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)は新しい音声鑑定技術“音声マイニング”を駆使して、栗城の証言から矛盾点を探り当てようとするが、いったいその最新技術とはどんなものなのか。郡司にとって、栗城は刑事人生で唯一逮捕できずにいた因縁の容疑者。マリコたち科捜研メンバーや土門、バディを組む部下・木立麻美(三戸なつめ)の力を得て、今度こそ郡司は栗城を追い詰めることができるのか。緊迫の取調べ攻防戦が展開される。

■長谷川初範×三戸なつめが師弟刑事コンビ、玉城裕規が疑惑の男に

第3話では、今年芸歴45周年を迎えたベテラン・長谷川が、栗城を追い続けてきた執念の刑事・郡司武士を熟練の演技で表現。たたずまいに刑事としての苦悩や哀愁をにじませ、物語を味わい深いものにしている。そしてNHK連続テレビ小説『おちょやん』(20年)など話題作に出演してきた三戸が、親子ほど年齢の離れた郡司を尊敬する若手刑事役を、ひたむきに演じ上げる。さらに事件の鍵を握る容疑者・栗城を、ミステリアスなルックスと確かな演技力で『刀剣乱舞』『弱虫ペダル』などの舞台やミュージカル、『遺留捜査』(22年/テレビ朝日)、『罠の戦争』(23年/関西テレビ・フジテレビ)など映像作品でも活躍している玉城が演じ、長谷川や内藤、沢口とも堂々の演技合戦を繰り広げる。