一流の経営者の中には、ジムでのランニングを毎朝の日課にしているという猛者もいるようだが、さすが一流、本当にスゴい。普通、こうも毎日が忙しいと、朝からテンションを上げていくことすらそう簡単ではないのに、ランニングだなんて……。

しかし、「早起きは三文の徳」というように、そして最近では「朝活」が流行っているように、朝の時間を充実させることはQOLの爆上げにつながることは事実のようである。

そこで、何かお手軽なのにテンションが上がる朝活はないものかと考えてみたところ……すき家にあった! 残暑でダルくても、夏休み明けで気分が乗らなくても、サクッと気合いを入れられるコスパメニューがあったぞー!

▼「自社製ベーコンエッグ朝食」を実食!

ぶっちゃけ、朝からすき家に入る機会はあまり多くないかもしれない。まだ身体のスイッチが入っていないうちから牛丼を食べたくなる人は稀である。しかし、ご存知のように、すき家は牛丼だけを売りとしているわけではないし、実は朝食メニューも豊富に用意されているのだ。

デバイスからメニューを見てみるだけで、このとおり。

ソーセージをメインにした朝食だけでも、「ソーセージエッグ朝食」「納豆ソーセージエッグ朝食」「牛小鉢ソーセージエッグ朝食」の3種類が揃い……

ベーコンをメインにした朝食も「自社製ベーコンエッグ朝食」「納豆ベーコンエッグ朝食」「牛小鉢ベーコンエッグ朝食」がラインナップ。しかもベーコンは自社製というこだわりっぷりだ。

さらに、「牛まぜのっけ朝食」「納豆・まぜのっけ朝食」「焼鮭まぜのっけ朝食」「塩さばまぜのっけ朝食」「まぜのっけ朝食」といった、実に日本の朝ごはんらしい定食も多数。そのほか、「たまかけ朝食」「納豆たまかけ朝食」「牛たまかけ朝食」「焼鮭たまかけ朝食」「塩さばたまかけ朝食」……いやいや、マジで種類豊富すぎるって! ついでにソーセージやベーコン、炙り塩さばなどの単品サイドメニューも揃っている。マジですごすぎない?

これだけ種類があると何を注文しようかとめちゃくちゃ迷うが、今回は"自社製"という甘美な響きに引かれて「自社製ベーコンエッグ朝食」に決定。なんと、この充実した内容で420円という値段設定である。すごいコスパだわ。

その内容は、自社製ベーコンと目玉焼きに……

サラダに……

味付のりに……

季節の小鉢に……

味噌汁に……

ライスという布陣。繰り返すが、これで420円である。炭水化物にタンパク質、野菜、味噌汁までバランスよく網羅されていながらこの価格って……絶対にお得だし、朝食としても理想的なのではないだろうか。

ちなみに、自社製だというベーコンはドイツ産の塩を手作業で丁寧にすり込み、じっくり熟成して旨みを凝縮したという逸品。実際に食べてみると程よい厚みで食べごたえがあり、確かな旨みが感じられる。塩味も効いていて、これはマジでご飯が進む!

ちょっとワイルドかもしれないが、目玉焼きは醤油をかけてご飯のうえにオン。こうすることで、黄身も余すことなく食べられる。たまごはタンパク質やビタミンも豊富な「最強の完全栄養食」と言われているそうだが、やはりこうして朝飯で食べると満足感が違うなぁ。

ちなみに、目玉焼きをライスにオンすることで、味付のりとコラボレーションして楽しむことができる。たまごの濃厚な黄身と海苔の磯の香りがベストマッチしてウマい。そういえば自宅だと、なかなか味付け海苔を食べる機会がないような……。ホテルの朝食なんかではマストで食べるけど、やっぱりあるとないとでは大違いである。

この日の季節の小鉢は枝豆の含煮。枝豆、にんじん、ごぼう、糸こんにゃくなどが甘じょっぱく炊かれていて、これもめちゃくちゃご飯に合う味付けである。これだけで結構な量のライスが消えていく。

当然、お揚げとワカメの味噌汁もウマい。す~っと五臓六腑に染み渡っていく。主菜がベーコンエッグだろうと、ご飯と味噌汁がコンビを組むだけで由緒正しき日本の朝食に早変わりするのである。

この日はあくまで和テイストの朝食を食べているという自己解釈だったので、サラダには当然和風ドレッシングをセレクト。他にもドレッシングの種類はいろいろあるので、その日の気分で好きなものを選べるのも嬉しい。

ということで、朝の時間をちょっと贅沢に彩りたいなら、すき家の朝食メニューはまさにうってつけ! ラインナップも豊富で品数も多いので、ぜひ一度この満足感を味わってみてほしい。