モナコで躍動する南野拓実 [写真]=Getty Images

 モナコに所属する日本代表FW南野拓実が、リーグ・アン第3節ナント戦のMVPに選出された。28日、クラブ公式サイトが伝えている。

 今夏に就任したアドルフ・ヒュッター監督のもと、開幕当初から好調を維持している南野。リーグ・アン開幕節のクレルモン戦で1アシストを記録すると、第2節のストラスブール戦では2ゴール1アシストと全得点に絡む大活躍を見せ、チームを開幕連勝に導いた。

 そして迎えた現地時間25日のナント戦。2シャドーの一角として先発出場した28歳の日本代表アタッカーは、2点ビハインドで迎えた27分に左からのクロスにヘディングで合わせ、2試合連続ゴールをマーク。チームは3-3で開幕3連勝を逃したものの、南野は得点シーン以外でも決定機を演出するなど存在感を放った。この際立った活躍を受け、モナコは同選手をストラスブール戦に続き2試合連続でMVPに選出した。

 開幕からの3試合で3ゴール2アシストをマークしている南野。クラブが28日に発表したところによると、リーグ・アン開幕からの3試合で合計5ゴールに直接関与したのは、モナコの選手としては2017-18シーズンのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ以来の快挙だという。また、南野はフランス紙『レキップ』選出の第3節のベストイレブンにも、第2節に続き名を連ねているようだ。

 なお、南野は「個人的にはゴール数やアシスト数の目標を立てたいとは思っていません。何よりも、できる限りプレーし、できり限る決定力を発揮したいと思っています」とコメントした上で、今シーズンの絶好調の要因については「とても調子が良いのはプレシーズンのおかげでもあるし、フィジカルコンディションがとても良いからこそ、自分の能力を最大限に発揮できていると思います」と明かしている。

 モナコは9月2日に予定されている第4節で、昨シーズンの2位チームRCランスと対戦する。