三井不動産は8月24日、「MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN. BHD.」を通じて、PKT LOGISTICS GROUP SDN. BHD.(ピーケーティーロジスティクスグループ社)と共同事業契約書を締結し、マレーシア・ケダ州クリムにおける物流施設事業「クリムロジスティクスハブ」への参画を決定したことを発表した。

  • 「クリムロジスティクスハブ」外観イメージ

PKT LOGISTICS GROUP SDN. BHD.は、マレーシアにおいて幅広い顧客層を有する現地大手物流会社で、物流施設開発でも多数の実績を持っている。同社グループでは、これまで国内外で培ってきた物流施設開発のノウハウを最大限に活かし、共同で事業を推進していく。

同事業は、ペナン港およびペナン国際空港へのアクセスが良好なバターワース・クリム高速道路沿いに所在する、半導体を中心とした電気・電子産業の工場が集積する「クリムハイテクパーク」や、自動車関連工場などに近接した立地で、同社グループ初のマレーシアにおける物流施設事業となる。

  • 倉庫エリア(イメージ)

敷地面積は、約6万2,500平方メートル。第1期・約2万2,000平方メートル(9月竣工予定)、第2期・約1万4,000平方メートル(2024年以降着工予定)の2棟構成となる。

敷地内では、マレーシア国内の物流施設としては珍しいカフェテリアやスポーツジムなど従業員向けの利便施設も設置予定で、従業員満足度の向上とともに、他社施設との差別化も図っていくという。

  • カフェテリア(イメージ)

  • ジム(イメージ)