GfK JapanのMCI(Marketing & Consumer Intelligence)は8月24日、今後の新車購入意向者における電気自動車購入意向に関する調査結果を発表した。
同調査は日本、中国、インドを調査対象国としてオンラインで実施。20歳以上の免許保有者、12〜24カ月以内の新車購入意向者(中国・インド)、4年以内の新車購入意向者(日本)が対象で、調査サンプルは日本が800、中国・インドが各900だった。
高級車が欲しい人はEVがお好き?
今後4年以内の新車購入意向者を対象に行った調査(2023年4月実施)にて、次に購入する車のエンジンタイプの第1候補として「電気自動車」を検討すると回答した人は9%。2021年に行った同調査の4%から上昇した。
世代別に見ると、「Z世代」と呼ばれる24歳以下において電気自動車を検討する人は14%で、上の世代よりも高い傾向が見られた。
電気自動車だけでなくハイブリッド、プラグインハイブリッドも含む代替パワートレイン車全体の意向率は、57歳以上のベビーブーマー世代が61%と最も高い結果だった。
意向する車のタイプ別でみると、電気自動車を意向する人の割合はプレミアムセダンの意向者において最も高く、プレミアムハッチバック意向者が続き、高級車を求める人において電気自動車に対する意向が高いことがわかった。
一方、オフロード/SUV/クロスオーバータイプの購入意向者は比較的、電気自動車の意向率が低めだった。