小諸市(こもろし)は、長野県の東部に位置する、信州の歴史と文化を感じることができるまちです。「米・食味分析鑑定コンクール国際コンクール」で数々の受賞歴のあるお米や、りんごやもも、高原野菜、ワインなどおいしいものがたくさんあります。また、文豪・島崎藤村や俳句の巨匠・高濱虚子などのゆかりの地としても知られています。
ふるさと納税では、地元の特産品や体験型など多彩な返礼品が提供されています。

今回紹介する返礼品は、小諸市が運営・管理する公営墓地の合葬使用権「さわやか信州小諸・永代埋葬権」です。2018年2月にふるさと納税に登録して以来、2023年7月現在では寄附件数58件、寄付金額1561万円の申込みがあったのだそう! 一体どんな返礼品なのでしょうか。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。

今回は、「さわやか信州小諸・永代埋葬権」の特徴や事業者の返礼品に対する想い、返礼品になった経緯と実績について詳しく調べてみました!

長野県小諸市の返礼品「さわやか信州小諸・永代埋葬権」について

・返礼品名:さわやか信州小諸・永代「埋葬権」 市営 高峯聖地公園 合葬使用権
・提供事業者:小諸市役所
・小諸市相生町3-3-3
・寄附金額:24万円

「永代埋葬権」のふるさと納税の寄附金額は24万円。小諸市が運営する公営墓地「高峯聖地公園」の合葬使用権です。

標高1000mの高原に位置する「高峯聖地公園」は、北に浅間山・高峯山、南にアルプスを望む美しい環境にあります。

「合葬」という方法で合葬専用墓に複数のお骨を埋葬します。宗教・宗派を問わず、誰でも利用可能です。
園や寺による供養はありませんが、遺族の方はいつでもお墓参りできます。施設の維持管理は小諸市が行い、通常発生する管理料や清掃手数料等は不要。お墓の継承者に悩まず、安心して埋葬することができます。

埋葬にあたって、A4版サイズの御影石製墓誌板に戒名や名前を刻んで供養できるそうです。

「さわやか信州小諸・永代埋葬権」がふるさと納税の返礼品になった経緯と実績

「小諸市のふるさと納税を盛り上げたい」という小諸市担当者の想いから誕生した「さわやか信州小諸・永代埋葬権」。市職員に返礼品のアイデアを募集したところ、合葬墓を返礼品にするといったアイデアが生まれたとのこと。

2018年2月にふるさと納税の返礼品に登録すると、全国初の取組みであったこともあり多数のメディアに取り上げられ、たくさんの問い合わせがあったのだそう!

・納税実績:1561万円
・納税件数: 58件
※すべて2018年2月~2023年7月のもの

寄附者からの反響

「『お墓を建てても故郷に戻る予定はなく、子ども達は離れた場所で暮らしており、管理に悩んでいたところ、この取り組みを知りました。ここが終の棲家(ついのすみか)になり、非常にありがたかったです』といった声が届いています」by長野県小諸市担当者  

小諸市の想い

「墓じまい」に関心が集まり、都市部では「墓不足」が叫ばれるなか、市の公営墓地を誰もが使用できる「合葬式墓地」として提供しています。豊かな自然・美しい眺望・静寂のなかに小鳥のさえずりが聞こえ、慰霊の場として最適な環境の中で、故人の安らかな眠りを願いながら、お参りいただけます。


今回は小諸市のふるさと納税返礼品「さわやか信州小諸・永代埋葬権」を紹介しました。故人の安らかな眠りに最適な環境を提供する小諸市の「永代埋葬権」は、お墓の継承者に悩む方やお墓を持つことが難しい方におすすめの返礼品です。市が管理するので、管理料や清掃手数料などが不要なのも嬉しいですね。気になる方は一度チェックしてみてください。