女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女season23』(毎週水曜21:00~)第2話が、きょう23日に放送される。

  • 『科捜研の女season23』第2話より=テレビ朝日提供

■“香道”の家元・宝居茅子(浅野ゆう子)の孫娘誘拐事件に挑む

科学捜査ミステリーの原点であり、1999年のスタート以来現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている同作。第2話では、“香道”の家元・宝居茅子(浅野ゆう子)の孫娘・麗華(中尾百合音)が誘拐された事件に挑む。犯人からの脅迫メールには5億円の身代金を要求する文面のほかに、薄暗い室内で監禁され、ぐったりしている麗華の様子を映した動画が添付されていた。すぐさま臨場した榊マリコ(沢口)は、麗華が連れ去られたモーターボートを捜索。金属製の小さな“輪”を発見するが、いったいそれが何に使われるものなのかわからない。

■野鳥たちの鳴き声から監禁場所を特定しようと奔走

一方、科捜研の物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)は麗華の監禁場所を突き止めるべく、動画の背景音を調査。しかしどこにでもいるカラスの鳴き声が抽出されただけで、場所の特定にはつながらない。このままでは麗華が脱水症状に陥り、衰弱死してしてしまいかねない……タイムリミットは72時間。焦るマリコたちは茅子の長男、つまり麗華の伯父にあたる雅臣(庄野崎謙)の存在にたどり着く。彼は野鳥写真家を志し、家元を継ぐことを拒否したため、15年前に茅子から勘当された身だった。なんと雅臣はカラスの鳴き声から彼らが何を話しているのかわかると証言。彼の言葉をヒントに、マリコたちは野鳥たちの鳴き声から麗華の監禁場所を特定しようと奔走を始める。はたして、マリコは科学の力で鳥たちと会話することができるのか。そして麗華の監禁場所を突き止めることができるのか。捜査を進めるうち、意外と知らない“鳥の真実”が次々と明らかになっていく。やがて犯人からは身代金受け渡しについて指示するメールが届くが、その驚愕の受け渡し方法とは。

第2話では浅野が、歴史ある香道“宝居流”を率いる家元・宝居茅子役を熱演。気品と威厳に満ちた流派トップを迫力たっぷりに演じ、圧倒的存在感を放つ。