インテル・マイアミでプレーするメッシ [写真]=Getty Images

 インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、これまでの移籍の経緯を語った。17日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 7月21日に行われたリーグスカップ2023・グループステージ第1節のクルス・アスル戦でのデビュー以降、アメリカで得点を量産し続けているメッシ。15日のリーグスカップ準決勝・フィアデルフィア・ユニオン戦でもチームの決勝点をマークした同選手は、インテル・マイアミに加入してからの6試合で9ゴール1アシストを記録しており、力強く攻撃陣を牽引している。

 同クラブに加入した経緯についてメッシは、「ここに来ることを決めたのは、いろいろなことが影響している。家族のことも理由の一部だった」と説明しながら、「マイアミに来てプレーするという正しい選択をした。僕は幸せだし、これからも楽しみたい」と自身の決断が正解であったと主張した。

 また、「パリへの移籍は、その経緯からして難しかった。僕が望んだことではない。1日にして決まった」とバルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が本意ではなかったと告白。「長年バルセロナにいたから、新しい土地に早く慣れなければならなかった。難しかったけれど、幸いなことにマイアミでの現状はまったく異なる」とフランスでの順応に苦労したことを明かしている。

 さらに、これまで7度受賞してきたバロンドールについても言及し、「バロンドールのことは考えていない。キャリアを通して何度も言ってきた。バロンドールを獲得することはとても大きなことだが、それを重要視したことはない」と述べ、過度に意識していないことを強調。「僕にとって最も重要なのはチームでのタイトルだった。バロンドールを獲得できればそれで良いし、獲得できなければ何も起こらない。キャリアで掲げた目標は達成したし、今は別の目標がある」と自身の考えを口にした。