アタランタへのレンタル加入が発表されたデ・ケテラーレ [写真]=Getty Images

 アタランタは16日、ミランからベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレを期限付きで獲得したことを発表した。

 レンタル期間は2024年6月30日までで、契約には2023-24シーズン終了後に発動可能となる買い取りオプションも付随。アタランタでの背番号は「17」に決定した。イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、レンタル料として300万ユーロ(約4億8000万円)がミランに支払われ、買い取りオプションの金額は2200万ユーロ(約35億円)+ボーナス400万ユーロ(約6億4000万円)に設定されているという。

 現在22歳のデ・ケテラーレは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。母国のクラブ・ブルッヘの下部組織で育ち、2019年9月に弱冠18歳にしてトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンから攻撃の主軸に定着すると、翌2021-22シーズンは公式戦通算49試合の出場で18ゴール10アシストをマーク。この際立った活躍が高く評価され、昨年夏には3500万ユーロ(現在のレートで約56億円)の移籍金でミラン加入を果たした。

 イタリアの地での活躍に大きな期待が寄せられたデ・ケテラーレだったが、新天地では適応に苦戦。2022-23シーズンは公式戦通算40試合に出場したものの、0ゴール1アシストという不本意な結果に終わり、スタメン起用もわずか13試合に留まった。

 なお、2020年11月にデビューを飾ったベルギー代表では、ここまで国際Aマッチ通算12試合に出場。2021年10月に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)ファイナルズ・3位決定戦のイタリア戦で記念すべき代表初ゴールをマークしている。

 アタランタは今夏の移籍市場で、昨シーズンの主力を担ったデンマーク代表FWラムラス・ホイルンド(現:マンチェスター・ユナイテッド)やコートジボワール代表FWジェレミー・ボガ(リール)らが退団。一方で、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカやマリ代表FWエル・ビラル・トゥーレら既に5名を獲得しており、デ・ケテラーレは今夏6人目の新戦力となった。

【動画】アタランタがデ・ケテラーレ加入を正式発表!