アジアチャピオンズリーグ(ACL)を制した浦和レッズ [写真]=金田慎平

 アジアサッカー連盟(AFC)は14日、2024-25シーズンからのクラブ大会の大幅な改革に伴い、新たにスタートする3つの大会の名称を発表した。

 AFCが主催するクラブチームによる国際大会は現在、合計40チームが参加するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)と合計36チームが参加するAFCカップの2層構造で開催されている。しかし、昨年12月にAFC競技委員会が既存の大会フォーマットの一新を提言。合計76チームが3層構造で覇権を争う新フォーマットが提案された。

 2024-25シーズンからの新フォーマットの施行に伴い、AFCは予定されている3つの大会の名称を発表。現在のACLにあたるトップカテゴリーは、新たに「AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」と名付けられた。なお、同大会の出場チーム数は現行のACLの40チームから、24チームへと縮小されることとなる。

 また、AFCは大会の優勝賞金の大幅な増額も併せて決定した。今回の発表によると、ACLEの優勝チームには総額1200万ドル(約17億4000万円)が授与される予定で、この金額は2023-24シーズンのACLの優勝賞金の約3倍となっている。また、決勝で敗れたチームに対しても、ACLEでは総額600万ドル(約8億7000万円)が授与される予定だ。

 加えて、現在のAFCカップに相当する大会の名称は「AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)」となり、こちらには合計36チームが参戦する予定。新設されることとなった“第3カテゴリー”の大会は「AFCチャレンジリーグ(ACGL)」という名称に決定した。ACGLには20チームが参加することとなっている。

 なお、昨年12月にAFCが発表した案に従えば、ACLEの予選およびプレーオフで敗退したチームにはACL2の出場権が、ACL2の予選およびプレーオフで敗退したチームにはACGLの出場権が与えられることになるという。