元サッカー日本代表の内田篤人と、元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈が10日、都内で行われた株式会社LIXIL「新プロジェクト始動」記者発表会に出席した。

  • 内田篤人と丸山桂里奈

今回LIXILが新たに立ち上げたのは「住まいから未来へつなぐプロジェクト」。高断熱窓・ドア・外付日よけの売り上げの一部を、ユニセフを通じて寄付。気候変動の影響を受ける子供たちを支援するプロジェクトだ。

現在オーストラリアとニュージーランドで開催中のサッカー女子ワールドカップで日本代表は快進撃を続け、ベスト4をかけてスウェーデンと対決するが、丸山は「私が解説をやるんですよ。おかしくないですか。テレビ局の人、勇気があります」と自虐的に挨拶。

内田から「情報はしっかり入っているんですか?」と問われると、丸山は「対戦相手は入っています。スウェーデンです」と真顔で答えると内田も苦笑い。それでも丸山は「これまでスウェーデンとは互角。明日の試合の注目点は芝の長さ。結構重要なんですよ」と元プロ選手らしい視点を述べると「あとは日本選手のハードワークに注目してほしい」と見どころをあげた。

また丸山は、現在戦っている選手との交流があるのか聞かれると「2011年W杯の優勝メンバーだった熊谷紗希や高橋はなちゃんとは連絡を取っています」と明かすと「(W杯優勝監督の)佐々木則夫さんが裏方でいまワールドカップに行っているのですが、ちょくちょくメールが来るんです」と語った。

LIXIL SDGsアンバサダーを務める内田は、現役時代ドイツでプレーするなど、海外での生活が長いが「僕はドイツに7年半ぐらい住んでいたのですが、スーパーなどに行くとペットボトルを回収する機械があって、お金が戻ってくるんです。すごく地球環境に対する仕組みが私生活に取り組まれている」と語った。

丸山は今年、第1子を出産したが、「これまで地球温暖化という言葉で知ったつもりでいましたが、結構知らないことが多かった。私はいままで未来について考えたことがなかったのですが、子供ができると、大きくなったときの将来の環境などが大丈夫なのかなと考えてしまうんです。どんな子供でもすれ違ったとき、笑っているような世界を作っていけたら」と心境の変化があったことを明かしていた。

内田も、「僕はJリーガーになりたいという夢を持ったので、子供には暮らしやすい環境のなか、夢とか希望を持ちながら成長してほしい。そのために僕たちが環境を整えること大事だなと。各国で宗教や言葉が違うのは当たり前ですが、教育は大切。しっかり環境を整えてあげたいです」と子供の未来に思いを馳せていた。