シアンは8月3日、「アフターピル(緊急避妊薬)による生活の変化と満足度」に関する調査結果を発表した。調査は7月、アフターピルを服用したことのある女性100名を対象にインターネットで行われた。

アフターピル服用「不安だった」は66%

  • アフターピルの処方について

    アフターピルの処方について

どこでアフターピルを処方してもらったかを聴取したところ、79%が産婦人科やレディースクリニックなど病院で処方してもらったと回答。多くの女性は、不安を抱えながらも、実際に病院へ出向いて処方してもらっていることが明らかに。

アフターピルを服用するにあたって、不安や抵抗があったかと聞くと、66%が「不安を感じていた」と回答。具体的には、「男性医師に状況を説明するのに抵抗がありました」「本当に効き目があるのか、間に合うのか」「値段が高すぎる」といった声が。一方、不安や抵抗を感じていなかった人からは、「アフターピルの効果や副作用は正直関係なく、とにかく早く服用したかった」といった意見があがった。

  • アフターピルの副作用

    アフターピルの副作用

続いて、「アフターピルの副作用はありましたか?」と聞いたところ、42%が「あった」と回答。特に「吐き気や嘔吐」(42人中37人)が圧倒的に多い結果に。そのほか、「頭痛」(9人)、「倦怠感」(7人)といった症状が目立った。・

費用「1万円以上」が48%

  • アフターピル処方にかかる費用

    アフターピル処方にかかる費用

次に、受診料や処方箋など、アフターピルを服用するまでにかかったトータルの金額を教えてもらったところ、「1~1.2万円」(22%)、「5,000円~9,000円」(21%)、「1.6~2万円」(13%)などが多く、48%が「1万円以上」かかっていることが明らかに。

また、現在、アフターピルは病院で受診しなければ合法的に手に入れることができないが、「薬局でアフターピルを手に入れることができるようになることに賛成ですか?反対ですか?」と聞いたところ、81%が「賛成」と回答。さらに、「病院か薬局、あなたはどこでアフターピルを手に入れたいですか?」と質問したところ、約68%が「薬局」で手に入れたいと回答した。