マイナビは7月24日、2024年卒業予定の全国の大学生・大学院生に向けて実施した「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表した。

調査は6月26~30日、2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生1,881人を対象に行われたもの。

  • 6月の活動状況

まず、6月に1次面接を受けた割合は19.5%、最終面接を受けた割合は22.7%となった。いずれも前年同月よりも微減している。入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は34.0%で、約3人に1人以上が6月中に就職活動を終了している事も分かった。

内々定を得る前に、応募した企業から交通費や宿泊費を支給された事がある学生は59.4%。支給金額合計の平均は3万9,459円で、1社あたりの平均金額は1万5,966円であった。

  • 応募した企業から内々定を得る前に交通費や宿泊費を支給されたことがある割合

  • (企業から交通費や宿泊費を支給されたことがある人限定)これまでに支給された金額合計・平均

どのような機会に支給されたか聞いたところ、「最終面接を受ける時」が最多で71.7%となり、次いで「インターンシップ・仕事体験に参加する時」が45.5%となっている。

  • 企業から内々定を得る前に支給された交通費や宿泊費はどのような機会に支給されたものか

就活生に内々定先企業の最終面接の形式を尋ねると、「対面式」(66.0%)が前年より大きく増加となった。「WEB面接」(33.7%)にとどまっている。従業員規模で見ると、規模が大きい企業ほど対面式の割合が低くなる傾向が見られたが、従業員数5,000人以上の企業でも55.1%となっている。

  • 内々定先の最終面接は対面式だったか、WEB面接だったか

そして「面接を受けたことがある」と答えた回答者に、面接で聞くことが不適切だとされている質問で、聞かれたことがあるものは、「両親や保護者の職業」(13.2%)、「兄弟姉妹や親族について」(12.9%)、「尊敬する人物」が(7.3%)となった。

  • 面接で聞かれたことがあるもの(不適切とされる質問)