福岡市交通局は25日、地下鉄七隈線のダイヤ改正を8月19日に実施すると発表した。朝夕ラッシュ時間帯における七隈線の混雑緩和等を目的としており、平日の朝および夕方以降の時間帯に列車を増便することで、利便性向上を図るとしている。

  • 福岡市地下鉄七隈線のダイヤ改正を8月19日に実施。平日朝夕に列車を増便する

七隈線は今年3月末に延伸区間の博多~天神南間が開業。これを契機に各駅で利用者が増加し、翌月(2023年4月)の駅別乗車人員は博多駅で1日あたり2万人以上、天神南駅で1日あたり約1万9,000人(前月比145.9%)、薬院駅で1日あたり約1万2,000人(前月比150.9%)となった。その一方で、ラッシュ時間帯の混雑が激化。平日朝、天神南・博多方面の列車において、桜坂駅から薬院駅までの区間を中心に混雑度が高く、とくに先頭車両で混雑が集中する傾向にあるという。

8月19日に行われる七隈線のダイヤ改正で、平日朝に2往復増便。現在、橋本駅を平日6~9時台に発車する天神南・博多方面の列車本数は45本(6時台に7本、7時台に15本、8時台に13本、9時台に10本)だが、ダイヤ改正後は47本(6時台に8本、7時台に15本、8時台に15本、9時台に9本)に増える。博多駅を平日7~8時台に発車する天神南・橋本方面の列車も、現行の25本(7時台に9本、8時台に16本)から27本(7時台に10本、8時台に17本)に増便される。

あわせて平日夕方以降の時間帯にも4往復増便。現在、博多駅を平日17~22時台に発車する列車本数は44本(17時台10本、18時台10本、19時台9本、20時台8本、21時台7本)だが、ダイヤ改正後は48本(17時台12本、18時台12本、19時台10本、20時台8本、21時台6本)に増える。橋本駅を平日16~20時台に発車する天神南・博多方面の列車も、現行の46本(16時台10本、17時台10本、18時台10本、19時台8本、20時台8本)から50本(16時台11本、17時台12本、18時台11本、19時台9本、20時台7本)に増便される。なお、土曜・休日ダイヤは一部変更があるものの、増便はないとのこと。