「自分の顔が嫌い」と感じ、思い悩んでしまう人は案外多いものです。それが原因で人付き合いができなくなったり、外に出るのが嫌になったりしてしまう人もいるでしょう。

本記事では、自分の顔が嫌いと感じる人の心理や原因を解説した上で、対処法を紹介します。

自分の顔が嫌いと感じる人の心理・原因

  • 自分の顔が嫌いと感じる人の心理・原因

自分の顔が嫌いと感じてしまう人の心理や原因を詳しく解説していきます。

見た目にコンプレックスがある

「目の形が好きじゃない」「鼻の形が気にくわない」など、顔のどこかにコンプレックスを抱えていると自分の顔が嫌いだと感じやすくなるでしょう。たとえそれが一部分であったとしても、コンプレックスに感じている部分が目に付くことで結果的に顔全体が嫌になってしまうケースは少なくありません。

誰かと比べて劣等感を抱いている

特にコンプレックスがあるわけではないのに自分の顔が嫌いと感じる場合は、周囲の人と自分を比べてしまい、劣等感を抱いている可能性が考えられるでしょう。たとえば周囲に整った顔立ちの人がいて、その人がもてはやされていると、無意識に自分と比較してしまうものです。それまでは何とも思っていなかったのに、これがきっかけで突然自分の顔が劣って見え、嫌いになってしまうこともあります。

自分自身に嫌悪感がある

自分の性格や考え方などが嫌いで自分自身に嫌悪感を抱いていると、顔まで嫌に感じてしまうことがあります。自分に嫌気がさした状態では、なかなかポジティブな気持ちになれません。「自分は何もかもダメな人間だ」などと思ってしまい、容姿に対してもネガティブな感情を抱きやすくなります。

容姿をからかわれた経験がある

人に容姿をからかわれたことが原因で自分の顔を嫌いになってしまうのはよくあるケースです。面と向かって直接言われた、陰口を叩かれていると人づてに聞いた、どちらも考えられますが、いずれにしても人に容姿をからかわれた経験は心に深い傷を残します。時が経ってもなかなか忘れられず、鏡を見る度に思い出してしまう場合もあるでしょう。

「自分の顔が嫌い」なことで生まれるデメリット

  • 「自分の顔が嫌い」なことで生まれるデメリット

自分の顔を嫌いと感じながら過ごしていると、どのようなことが起きるのでしょうか。ここでは、自分の顔が嫌いなことで生まれるデメリットを解説していきます。

卑屈な性格になってしまう

自分の顔を嫌いと感じていると、何か失敗したり上手くいかなかったりしたときに「自分がブサイクだからだ」などと考えるようになってしまいます。これが積み重なると「どうせ自分なんて」という考えが生まれ、卑屈な性格になってしまうことも少なくありません。

コミュニケーションにストレスを感じる

自分の顔を嫌いでいると、人から顔を見られることに抵抗感を抱きやすいものです。また、相手から変な顔だと思われているのではないか、と被害妄想を抱いてしまうこともあります。いつもこのような気持ちで接していると、他者とのコミュニケーション自体に大きなストレスを感じるようになってしまうでしょう。

また、顔を見られたくないという思いから相手と目を合わせずにしゃべったり、そっけない態度をとってしまったりして、周囲から「コミュニケーション能力が低い人」と思われてしまう可能性もあります。

「自分の顔が嫌い」と感じるときの対処法

  • 「自分の顔が嫌い」と感じるときの対処法

「自分の顔を好きになりたい」「自分の顔に自信を持ちたい」と考えている人もいるでしょう。ここでは、「自分の顔が嫌い」と感じるときの対処法を紹介します。

髪型・メイクやファッションを変える

髪型やメイクを自分にあったものに変えるだけでも、顔の印象が大きく変わることがあります。これまであまり気にしてこなかったという人は、まず髪型やメイクを工夫して自分にあったスタイルを見つけてみましょう。

近年は顔タイプ診断やパーソナルカラー診断など、自分にあったスタイルを見つけるためのツールも豊富です。このようなものを活用してみるのもいいかもしれません。

また、ファッションでも印象を変えることができるので、あわせて自分に似合うファッションを見つけてみるのもおすすめです。

外見だけでなく内面も磨く

どんなに外見を磨いても自分の顔を好きになれないという人もいるでしょう。このような場合は、外見だけでなく内面も磨いてみるといいかもしれません。内面を磨くことで自分自身を好きになれば、コンプレックスが気にならなくなったり、自信を持てるようになったりする可能性があります。

また、昔から「内面は顔に出る」とよく言いますが、内面の美しい人は顔立ちに関係なく美しく見えるものです。内面を磨くことで見た目の印象がガラッと変わることもあるでしょう。

愛嬌を身につける

前述の内面を磨くことと少し似ていますが、愛嬌を身につけてみるというのも一つの方法です。「愛嬌のある人はかわいらしく見える」とはよく言ったもので、愛嬌を身につけることで相手からの印象がグッとよくなる場合があります。これが自信につながり、自分の顔を好きになれる可能性もあるでしょう。

他人との比較をやめる

つい他人と比較してしまうという人は、他人と比較することを意識的にやめてみましょう。他人と比べることで、もっと自分を磨こうという意欲が湧いてくるタイプであれば良いですが、マイナスにしか捉えられないのであれば比べるメリットはありません。

他人との比較をやめれば、コンプレックスも自分の個性として受け止めやすくなるはずです。他人ではなく自分自身に意識を向けることを心がけてみてください。

自分の顔を好きになって毎日を楽しく過ごそう

  • 自分の顔を好きになって毎日を楽しく過ごそう

自分の顔が嫌いと感じてしまう人の心理や原因、対処法などを紹介してきました。

自分の顔を嫌いになってしまう原因はさまざまですが、ずっと嫌いなままでいて良いことは一つもありません。嫌いだと自覚したら、なるべく早い段階で克服するための行動を起こしましょう。

その際は、ぜひ今回紹介した対処法も試してみてくださいね。