タカラトミー、京成電鉄、葛飾区は19日、「人生ゲーム55周年記念 青砥駅オリジナル駅名看板お披露目式典」を実施した。タカラトミーの「人生ゲーム」が発売55周年を迎えることを記念し、3者によるコラボレーション企画がこの日からスタートした。
「人生ゲーム55周年記念 青砥駅オリジナル駅名看板お披露目式典」では、鉄道好きタレントとして知られる鈴川絢子さんがMCを務め、京成電鉄の制服を着用して登場した。タカラトミー取締役副社長の富山彰生氏は、挨拶の中で、今回のコラボ企画について「すごく遊び心のある面白い駅になるのではないか」と述べた。
■「人生ゲーム」はストロングコンテンツ
京成電鉄代表取締役社長の小林敏也氏は、「人生60年を超えているが、ボードゲームといえば人生ゲーム。ストロングコンテンツとして素晴らしいものと思っています」とコメント。「地元の皆様の協力で実現しました。駅全体に装飾を施していますので、お楽しみください」と挨拶した上で、「青砥駅は京成電鉄の中でも重要な駅です。ここでタカラトミーや葛飾区と協働できるのは大変良いことだと考えています。これを機に葛飾区が盛り上がってほしいです」と期待を込めた。葛飾区長の青木克徳氏も挨拶し、これまでのタカラトミーおよび京成電鉄とのコラボ企画について触れた。
タカラトミーの富山副社長、京成電鉄の小林社長、葛飾区の青木区長の3名にMCの鈴川さんらも加わり、「人生ゲーム」仕様となった駅名看板の除幕を行った。「たくさんの人が青砥駅を訪れ、下町情緒あふれる街を感じてほしいと思います」と鈴川さんは感想を述べた。
その後、青砥駅入口に掲げられた本物の駅名看板も「人生ゲーム」仕様になった。これを皮切りに順次変更し、7月20日に完了予定とのこと。
■タカラトミーゆかりの地で「人生ゲーム」を楽しむ
タカラトミーゆかりの地・葛飾区では、2018年から計4回にわたり、「まちあそび人生ゲーム IN 葛飾」を開催している。今回、青砥駅の駅名看板76面を「人生ゲーム」仕様に変更することで、駅全体で「人生ゲーム」の世界観を楽しめるようになった。
これに連動して、葛飾区内の京成線8駅と青戸商店会連合会が連携した「~人生ゲーム55周年記念 京成線デジタルスタンプラリー in 葛飾」を7月20日から8月31日まで開催。スタンプの数に応じて賞品がもらえる。参加賞や達成賞でイベントオリジナルの人生ゲーム紙幣を贈呈するほか、抽選でWチャンス賞として、「アナログゲーム詰め合わせセット」などを手にできるという。
青砥駅やその周辺で「人生山あり谷あり」の世界観を楽しめるようになる中で、葛飾区や青戸エリアの魅力がさらに向上していくことに期待したい。