名古屋市博物館が。7月15日から9月24日まで、水木しげる生誕100周年記念「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」を開催する。
2022年の生誕100周年を機に企画された本展では、これまで数多く開催されてきた彼の展覧会の中で初めて、その妖怪画創作の裏側に注目。本人所蔵の貴重な妖怪関連資料や、漫画作品の原稿などを公開し、先人たちの築いてきた妖怪世界をリスペクトしつつ、さらに豊かなものに発展させた彼の仕事に迫るものとなっている。
さらに、水木しげるが描いた妖怪画の原画も大集合。細密でコミカルな筆致と独特の世界観を存分に堪能することができる。
本展のみどころ
水木しげるの妖怪人生をたどる
子どものころに、“のんのんばあ”というおばあさんに聞いた不思議な話から妖怪に興味を持った水木しげる。幼少期から人気漫画家となるまでの人生をたどり、彼が妖怪にこだわり続けた背景を探る。あわせて、漫画作品の貴重な原稿なども展示する。
水木しげるの創作手法に迫る
水木しげるは、古書店街で収集した妖怪関連資料から、一見妖怪とは無関係のものまで、様々な資料や手法を駆使して、目に見えない妖怪に形を与えていった。制作の裏側に注目しながら妖怪画を見ていく。
水木しげるの妖怪画が大集合
全国各地の伝承に基づく妖怪画の原画を展示室に一挙展示し、水木しげるが描いてきた妖怪たちを紹介する。その情景はさながら百鬼夜行!?
また、会場内の特設ショップでは、ここでしか買えない展覧会限定グッズが盛り沢山。また名古屋会場では、入場者に先着順に妖怪カードを配布するす。妖怪カードは全11種類で、週ごとに絵柄が変わる。観覧料は一般1,600円・高大生900円・小中生500円。