女優の高畑淳子が、アイドルグループ・SixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾がW主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(29日スタート毎週土曜23:00~※初回は拡大1時間SP)に出演することが14日明らかになった。
青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説を堤幸彦監督の手で映像化する同作は、松村北斗(SixTONES)×西畑大吾(なにわ男子)がドラマ初共演でW主演を務める本格ミステリードラマ。松村演じる「トリック=不可能(HOW)専門探偵」御殿場倒理と、西畑演じる「動機や理由=不可解(WHY)専門」片無氷雨が、微笑ましくもヒリヒリする人間ドラマを紡ぎながら、数々の難事件に挑んでいく。
第1話では、有名画家・四ノ宮英夫(信太昌之)が密室状態の自宅アトリエ内で何者かに刺殺され、代表作の1枚が真っ赤に塗りつぶされる事件が発生する。高畑が演じるのは被害者の妻・四ノ宮由希子。画家を目指す一人息子・四ノ宮竜也(望月歩)と画商・寺本健二(山崎樹範)と共に遺体を発見した第一発見者でもある彼女は、倒理&氷雨に犯人の特定を依頼する。由希子も結婚して夫のサポートに専念するまでは画家として活躍していたため、文字通り芸術一家である四ノ宮家。ところが突如起こった殺人事件の状況はもちろん、優雅に見える一家の深部でも奇妙な歪みが。やがて由希子を含む第一発見者3人全員が殺人を犯す動機となりうる背景を隠し持っていることが判明。さらに誰もアリバイがない。はたして由希子は清廉潔白な依頼人なのか。
「私はいつも大根か何かを煮付けているような役が多く(笑)、今回のようなミステリアスな役はなかなかオファーが来ないんですよ。ですから演じるにあたっては、ちょっと小恥ずかしかったところもありまして……(笑)」と、はにかむ高畑。劇中ではオシャレなカラーエクステも着用し、もともと才能あふれる画家だった由希子のセンスの高さもにじませるが「堤監督が『カラーエクステが目の真ん中に落ちてほしいんだ。『ガラスの仮面』の月影先生みたいな感じなんだよ!』とおっしゃったんです。ところが、うまい具合に目の前に落ちなくて……なかなか難しかったです(笑)」と裏話を明かす。
さらに松村&西畑と初めて共演するにあたり、「周りの方からも『スゴいのよ、いま大人気で! いいな、いいな!』と、うらやましがられた」といい、「堤監督も『顔がきれいすぎるんだよなぁ』とおっしゃっていたのですが、本当に見惚れるほど美しかったです! シュッとしてクールビューティーな感じの松村さんと、どこか『名探偵コナン』のコナンくんみたいで茶目っ気のある西畑さん――その対比もすごく好対照で、いいなと思いました」と振り返る。そして「膨大で大変なセリフもきちんと咀嚼なさって、とても心地よい音楽のように演じてらっしゃいます」と芝居についても絶賛し、「何と言っても松村さんと西畑さんのペア感がとても絶妙なので、視聴者の皆さんもぜひ心待ちにしていてください」と呼びかけた。
■高畑淳子(四ノ宮由希子・役)コメント
――まずは、初回ゲスト出演のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。
W主演を務められるのが、ジャニーズですごく人気のある松村北斗さんと西畑大吾さんだと伺って、お会いするのが楽しみでした。実は、周りの方からも「スゴいのよ、いま大人気で! いいな、いいな!」と、うらやましがられたんですよ。実際にお会いしたら……堤幸彦監督も「顔がきれいすぎるんだよなぁ」とおっしゃっていたのですが、本当に見惚れるほど美しかったです! シュッとしてクールビューティーな感じの松村さんと、どこか『名探偵コナン』のコナンくんみたいで茶目っ気のある西畑さん――その対比もすごく好対照で、いいなと思いました。膨大で大変なセリフもきちんと咀嚼なさって、とても心地よい音楽のように演じてらっしゃいますので、皆さんにもぜひ楽しみにしていただきたいです。
――今回演じられる依頼人・四ノ宮由希子の印象、演じる上で心がけたことを教えてください。
由希子は元画家で、長年にわたって現役画家である夫を支えながら、内側に複雑な思いも蓄積していた女性。彼女自身の感情や、夫や息子との関係性など、人間ドラマとしても面白いなと感じました。ただ、私はいつも大根か何かを煮付けているような役が多く(笑)、今回のようなミステリアスな役はなかなかオファーが来ないんですよ。ですから演じるにあたっては、ちょっと小恥ずかしかったところもありまして……(笑)。得意分野ではないので、自分で「こういう人だから」と作り込まず、現場でありのままに存在し、目の前の人とちゃんとセリフを交わすよう心がけました。
――堤監督からは何か要望などありましたか?
今回、私はカラーエクステをつけているのですが、堤監督が「カラーエクステが目の真ん中に落ちてほしいんだ。『ガラスの仮面』の月影先生みたいな感じなんだよ!」とおっしゃったんです。ところが、うまい具合に目の前に落ちなくて……なかなか難しかったです(笑)。堤監督とご一緒するのは初めてですが、瞬間的につける演出がとてもシャープかつビビッドで、面白かったですね。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
何と言っても松村さんと西畑さんのペア感がとても絶妙なので、視聴者の皆さんもぜひ心待ちにしていてください。私も完成した作品を見るのが本当に楽しみです。