お笑い芸人・俳優のマキタスポーツが10日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系ドラマ『この素晴らしき世界』(20日スタート、毎週木曜22:00~)の制作発表会見に登場し、月9俳優への憧れを語った。

  • マキタスポーツ

若村麻由美演じる、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活を強いられる同ドラマ。会見には若村、妙子の夫役のマキタスポーツ、絹代の所属する芸能プロダクション社長役の木村佳乃、絹代の夫役の沢村一樹が登壇し、「もし自分の顔が瓜二つだったら、なりすましてみたい人物」を挙げた。

若村が「ミッキーマウスになって世界の子どもたちと遊びたい」、ハルキストの木村が「村上春樹さん」、大谷翔平選手のファンの沢村が通訳の「水原一平さん」とフリップに書く中、マキタスポーツの手元には「森七菜ちゃん(ハートマーク)」と記され、会場をどよめかせた。

その理由を、司会の伊藤利尋アナが聞くと、「憧れですよ。僕、キラキラ俳優になってみたいんですよ」と回答。「奇しくも目の前のスタジオで月9のドラマ(『真夏のシンデレラ』)を撮影してるんですけど、照明の明かりの強さが違くて、そこからまぶしい俳優たちがゾロゾロ出てくるんですよ。いいなあと思って」と、うらやましい気持ちを打ち明ける。

  • 森七菜

一方、ベテランの名優がそろう木10に、若村は「もう人生経験豊富、演技力の素晴らしい皆さんがそろってますから、いぶし銀のような光があるんです。向かい側のスタジオは、青春真っ盛りでキラキラしてるけど、私たちにもそういう時代はあったんです。それを踏まえて、これからどんな輝きが見せられるか、それがこれからの未来の子供たちに希望を与えるんだと思います」と強調したが、マキタスポーツは「もう現場がわびちゃってさびちゃって、わびさび感がすごいんですよ」と嘆いていた。

  • (左から)沢村一樹、若村麻由美、木村佳乃、マキタスポーツ