次世代芸人のお笑い賞レース『ツギクル芸人グランプリ2023』で優勝したお笑いコンビのナイチンゲールダンスが8日、東京・台場のフジテレビで決勝生放送後に記者会見に臨み、喜びを語った。

  • ナイチンゲールダンスの中野なかるてぃん(左)とヤス

中野なかるてぃんは第一声で「本当に出てよかった。今まで7年間“NSC首席”しか肩書きがなかったので、“ツギクル芸人グランプリチャンピオン”って名乗れるのがかなりうれしいです」、ヤスは「本当にうれしかったですし、爆笑問題さんが大好きなので、会えて最高でした」と喜びを語る。

中野は実家が江戸時代から7代続く医者の家系だったが、ヤスはその声に惚れ込んでTwitterのDMで「漫才しようや」と、大学のサークルで誘ったのだそう。その声は、「初めて聞いたときに、(Hey! Say! JUMPの)知念(侑李)くんが声変わりする前のキーと全く同じだったんですよ。『知念くんじゃん!』と思って」(ヤス)というものだった。

その美声を生かして、中野は「『紅白歌合戦』で歌いたいです」と大きな夢を語りつつ、「『めざましテレビ』とか出たいです」とアピール。ヤスも「なかるてぃんの『おはようございます』が一番好きなんで」と売り込むと、中野は「各局の朝の番組とか、そんなに不快感なく出れると思います」と念押しした。

中野は、高校3年で医者にならないことを決め、弁護士を目指すために一橋大学法学部へ入学。「父親に怒られるかなと思ったんですけど、『お前は偉いよ』って言われたんです。父親はずっと代々医者家系だから何も考えずに医者になったけど、『お前は自分のレールを選べて、そこを進めて偉いな』って褒められてうれしいなと思って。でも、その4年後に『芸人になる』って言ったら、『そんなところにレールはない』って言われました(笑)」というやり取りもあったが、「今はなんとか応援してもらえています」と良好な関係であることを明かした。

2人は優勝賞金100万円を獲得。また、民放キー5局各2番組・計10番組(『有吉の壁』『DayDay.』『激レアさんを連れてきた。』『かまいガチ』『ザ・ベストワン』『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ』『ぴったり にちようチャップリン』『新春!お笑い名人寄席』『ENGEIグランドスラム』『爆笑ヒットパレード』)、各プロダクション主催ライブへの出演が約束されている。