お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明、アンタッチャブルの山崎弘也と柴田英嗣がこのほど、フジテレビ系バラエティ特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(8日21:00~)の収録後に取材に応じ、年複数開催の実現を喜んだ。

  • (左から)山崎弘也、石橋貴明、柴田英嗣=フジテレビ提供

あまりに“細かすぎるゆえに、笑いにはなりにくいと思われてきたマニアックなモノマネや、アンダーグラウンドな芸にも光を当て、幅広くお笑い芸人、モノマネ芸人の登竜門ともいえる存在となった同番組。『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーとしてスタートし、2018年から単独特番になると、11~12月に年に一度、冬の風物詩として放送されてきたが、今回が初の夏放送となる。

昨年冬の収録後、「ちょっと回数増やしたほうがいいかなと思うんですよ。1年に1回だと忘れちゃう可能性があるから」と言っていた石橋は、今回の収録を終えて、「こうやって回数が増えるということは、それだけ若い人にチャンスが増える。新しいスターが生まれる回数が多くなって、今のお笑い、テレビ業界にとっても素晴らしいことだと思うので、非常に良かったです」と満足の様子。

3月に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)から長い期間を置かずに関連ネタを披露できるメリットもあり、山崎は「年末に見るのとは温度差が違いますよね」、柴田は「何か大きなイベントのたびにやりたいぐらいですよね(笑)」と、さらなる開催頻度に意欲を示した。

改めて今回の大会を振り返り、柴田は「皆さんがこの番組に懸けてるなという思いが非常に伝わります。組数がどんどん増えてきて、我々のトークの時間がどんどんなくなってきてるんです(笑)。それだけここに夢を追いかけてきてる若手が多いんだなと思います。実際にCM決まったり、ドラマ決まったりという話を聞くから、相当影響力があるんだなと思います」と驚き。

山崎は「ネタもさることながら、“あの方が落ちるんだ”というちょっとしたサプライズもあって(笑)。それくらい影響力がある番組だというのを、改めて感じました」と、『細かすぎて―』史上初のまさかの展開を振り返る。

そして、石橋は「今日も18年間ずっとオーディションを受けてやっと出れたという人がいたりとか、僕らの知らないところでそんなにたくさん頑張ってる人がいるんだなというのを聞いて、この番組はやっていかなければいけないなと、より責任を感じましたね」といい、柴田は「初登場なのに全然フレッシュそうじゃない人がいましたからね(笑)」と、日の目を見るまで時間のかかった芸人を肌で感じたようだ。

ゲストには、山田裕貴、池田美優、そして今回も番宣なしの『細かすぎて―』ファン・満島ひかりが出演する。

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