スバルはマニュアルトランスミッション(MT)車向け運転支援システム「アイサイト」を開発した。2023年秋に発表予定の「BRZ」改良モデル(日本仕様車)に初採用する。

  • マニュアルトランスミッション車向けアイサイト(イメージ)

アイサイトはスバル独自の運転支援システム。ステレオカメラのみで自動車だけでなく歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュブレーキや追従機能付クルーズコントロールなどを実現した世界初の技術だ。アイサイトを搭載したスバル車の世界累計販売台数は2008年5月の発売以来、550万台を超えている。

  • マニュアルトランスミッション車向けアイサイト(イメージ)

BRZ改良モデルに採用するMT車向けアイサイトは、BRZのオートマチックトランスミッション車向けのアイサイトをベースに、プリクラッシュブレーキや追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱・ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、後方ソナー警報機能のクリアランスソナーを装備。

  • 「BRZ」(2022年5月発表モデル)

アイサイトの高い衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施し、リアルワールドの幅広いシーンでの安定した動作を実現、運転する愉しさと安心を高い次元で両立した。

同社では「『安心と愉しさ』を支える重要な要素である安全性能を総合安全の考え方のもとに今後も進化させ、2030年死亡交通事故ゼロを目指します」とコメントしている。