台湾カフェの「春水堂(チュンスイタン)」は、今年7月の日本上陸10周年を記念して、数量限定ドリンク「タピオカミルクティー ザ・リッチ」を7月3日より発売します。元祖タピオカミルクティーを超えるドリンクを目指して開発されたということで、メディア向けの試飲会に参加し、ひと足先にその味わいを堪能してきました。

日本上陸から10周年を迎えた春水堂とは?

  • 日本上陸10周年を記念した限定ドリンクの味わいは? {#id1}

春水堂は1983年に台湾で創業したお茶の専門カフェ。台湾では、若者世代のお茶離れから救っただけでなく台湾の国民的カフェとなり、世界中にタピオカミルクティーを広げるなど、お茶の世界を広げる原動力であり続けました。そんなタピオカミルクティーの立役者となった春水堂が初の海外進出に選んだ先は日本。2013年に代官山に1号店をオープンさせ、台湾スイーツやタピオカブームが日本全国へ広がる牽引役となってきたのが春水堂です。

当初から無添加の茶葉を使った手作りのお茶にこだわり続けたことから、タピオカブームとコロナ禍を超えてなお、支持され続ける春水堂。10周年を機に原点回帰としてタピオカミルクティーの進化に挑戦した「タピオカミルクティー ザ・リッチ」と夏季限定メニューを紹介します。

「タピオカミルクティー ザ・リッチ」

  • 「タピオカミルクティー ザ・リッチ」(持ち帰り750円、店内利用800円)

エスプレッソのように芳醇に淹れた紅茶がベースとなり、ジャージー牛のミルクとジャージー生クリームをブレンドしたラテフォームに黒糖がトッピングされた、名前通りリッチな味わいを楽しめる一品が登場しました。

  • ふわふわラテフォームの上には黒糖をトッピング

まずは混ぜずに飲んでみると、今までに飲んだことのない濃厚な紅茶の味わいが口いっぱいに広がります。濃いのに渋みは感じずすっきりした味わいと、小粒なタピオカのもちもちとした弾力を楽しめます。続いて全体を混ぜて飲んでみるとジャージーミルクのリッチなコクと隠し味のピンクソルトが効き、甘じょっぱさが加わることで飲み飽きることのない味に変化しました。これまで飲んできたタピオカミルクティーをぎゅっと凝縮したようなミルキーさと濃厚な紅茶の味わいを堪能できるデザート感満載のドリンクでした。

  • ベーシックなタピオカミルクティーと比較

全国の春水堂で、7月3日から8月31日まで味わえるので、タピオカミルクティーの進化版を味わってみたい人はチェックしてみてくださいね。

「愛玉(アイユイ)マンゴージャスミンティー」、「タピオカマンゴーミルクティー」

  • 左:「愛玉マンゴージャスミンティー」(750円)、右:「タピオカマンゴーミルクティー」(800円) ※それぞれ持ち帰りは50円引き

夏期限定ドリンクとして6月14日から登場したのは、毎年人気のマンゴーのアレンジティー2種類。ジャスミンティーとマンゴーをベースに、愛玉ジャスミンゼリーを加えた「愛玉マンゴージャスミンティー」と、ジャスミンティーとミルク、マンゴーをベースにクリームとマンゴーソースをトッピングした「タピオカマンゴーミルクティー」が今年も再販売しました。

  • 愛玉、タピオカがたっぷりと入った夏季限定ドリンク

「愛玉マンゴージャスミンティー」は、ジャスミンティーの爽やかさをガツンと感じられる、ジャスミンティー好きには堪らない一杯。ふんわりと漂うマンゴーとレモンの味わいがアクセントとなり、プルプルな愛玉ゼリーは喉越しがよく爽快感を味わえました。

「タピオカマンゴーミルクティー」は、王道のタピオカミルクティーに濃厚なマンゴーの甘酸っぱさが重なってまろやかな味わいが楽しめます。トロピカルな甘さを求める人には「タピオカマンゴーミルクティー」を、すっきりとした爽快感を求める人には「愛玉マンゴージャスミンティー」がおすすめです。

「レモン豆乳スープ涼麺(リャンメン)」

  • 「レモン豆乳スープ涼麺」(単品980円、ドリンクセット1,480円)

夏期限定フードとして同日から登場したのは、鶏白湯スープと豆乳を合わせた冷たいスープに、蒸し鶏と野菜をたっぷりトッピングし、フレッシュなレモンを添えたスープ涼麺。レモンと豆乳は意外な組み合わせでしたが、豆乳のさっぱりとしたコクとレモンの酸味の相性は抜群で、お箸が止まらない状態に。食欲のない暑い日でもサラッと食べてしまえるような、これからの季節にぴったりなメニューです。

「台湾かき氷 マンゴー」

  • 「台湾かき氷 マンゴー」(1,100円)

ふわっととろける食感で大人気の台湾かき氷“雪花氷(シェーホワビン)”が、春水堂で初めて販売開始されました。渋谷マークシティ店、三井アウトレットパーク横浜ベイサイド店、西宮ガーデンズ店限定で5月24日から登場したのは、一番人気の濃厚なマンゴー味のかき氷を使用し、マンゴー、愛玉ゼリー、タピオカ、生クリームを贅沢にトッピングした「台湾かき氷 マンゴー」です。

  • ふわふわなマンゴー味のかき氷

口に入れた瞬間にとろっととろけ、夏らしい甘酸っぱいマンゴーの味わいがふわっと広がります。トッピングのバリエーションが豊富なので、かき氷単品で味わったりトッピングを組み合わせて、さまざまな味わいを存分に楽しめます。一般的なかき氷のキンキンとした冷たさはなく、ふわとろな優しい食感で、知覚過敏の筆者でも贅沢にその味わいを堪能することができました。

限定ドリンクの発売に加え、テイクアウトカップとコースターもファッションデザイナーの丸山敬太氏とコラボレーションした10周年デザインを採用。そのほかにも春水堂×KEITA MARUYAMAコラボのオリジナルエコバッグの販売や店内フォトスポットが用意されるそうです。

10周年記念ドリンクや豊富な夏季限定メニューが並ぶ春水堂。さらに暑くなるこれからの季節に、涼やかなひと時を与えてくれるラインアップとなっています。台湾気分を味わいに店舗に立ち寄ってみては?